敵の全ての攻撃を一瞬にして潰したアイアン・グラビレイ。これほどの術を操れるのは、ただ一組、シェリーとブラゴだった。ピンチを救われた清麿達。救けに来てくれたかと思いきや、「邪魔よ」とレイスで吹っ飛ばされる。そしてシェリーは境界線を引き、「生きていたければ、この線より先には来ないでね」と忠告する。ゾフィスはシェリーとブラゴに先年前の魔物達の相手をさせる。一斉に襲い掛かる魔物達だが、次々となぎ倒していく二人。二人が戦いに気を取られている隙にゾフィスはビョンコに味方もろとも空中から一斉攻撃をするよう命令する。戸惑うビョンコだが、ゾフィスの命令には逆らえず、チャンスをみて、空から一斉攻撃を放つ。それに気付いたブラゴはウリムレを盾にして、難を逃れる。すかさず、シェリーがビドム・グラビレイで空中の魔物達を地面へと引きずり落とす。そして、レイス！　ギガノ・レイス！　グラビレイ！　アイアン・グラビレイ！　と鬼神のごとく魔物達を倒していく。それを見て圧倒させる清麿達。ビョンコとパティは逃げ出す。操られている人間だけを弱い呪文で清麿側の線の方へ飛ばしていることにふと気付いたとき、シェリーの本が激しく輝き出し、超大技バベルガ・グラビドンが炸裂した。千年前の魔物が全て倒されたのだった。
　怒りに震えるゾフィス。ゾフィスはシェリーの親友ココの心を操り、戦いに巻き込んだシェリーの仇。ガッシュ達にとってもゾフィスは許せない敵。一緒に倒そうと言う清麿を制し、絶対に譲らないシェリー。仕方なく清麿達は先に仲間と合流し、月の石の破壊に向かうことにする。そしてシェリー達とゾフィスは戦いの場へと移動してゆく。
　目的地に向かう清麿達の前にパティとビョンコが立ちはだかる。力を使い果たしている一行は為す術もなかったが、そこにナゾナゾ博士達が助けに来てくれる。博士が待っていた石の光で少し回復した一行は、その場を突破しようとするが、そこにレイラが現われる。安心して近づく一行にレイラは攻撃呪文を放つ。吹き飛ばされる一行。以前は清麿達を助けてくれたレイラは一体どうしてしまったのか…