玄宗達の強さに手も足も出ないティオ達。清麿達やフォルゴレ達も同じように四天王との対戦に苦しんでいた。
　そんな中、玄宗とツァオロンに追い打ちをかけられるリィエン達。ウォンレイが二人の攻撃を受け止める。ウォンレイはリィエン達の盾となり、一人で相手をしようとする。恵とティオはウォンレイを止めようとするが、リィエンだけでは言うとおりにして二人を説得する。反発する二人に「私とウォンレイはいくら想い合っていてもいずれは別れなければいけない運命あるよ」とリィエン。いずれは離れなければならない魔物とパートナーの悲しき宿命。それを聞いて恵は何も言えなくなる。が、それでも聞かないティオは前に出て、それを追う恵。すかさずザオウ・ギルエドを放つ玄宗。ティオはギガ・ラ・セウシルで対抗するが、これも敗れ、吹っ飛ぶ二人。やはりウォンレイは一人で玄宗達に立ち向かうのであった。
　中国拳法や術の攻防戦を繰り広げるウォンレイと玄宗達。中国でのリィエンとウォンレイの暮らしが回想される。幸せそうなリィエン。リィエンの祖父からリィエンをずっと幸せにしてやってくれと頼まれるウォンレイ。その言葉に頷けず、辛そうなウォンレイ。そしてウォンレイは心だけでも残そう、と誓う。「私の目指す王は守る王。その姿をリィエンの心に残そう」と戦っていたのだ。最後の力でラオウ・ディバウレンを放つウォンレイ。ザオウ・ギルエルドとぶつかり合うも敗れてしまう。それでも立ち上がるウォンレイ。「私達が別れても残るもの、それは私の一番大好きな人。私の心に生きる、みんなを守ってくれる王様の姿あるよ」とリィエン。二人の絆の強さに涙する恵。とどめを刺そうと月の光で回復する玄宗。もう力が残っていない窮地のリィエン達に二人の思いを受けたティオと恵がサイフォジオで支援する。そして全力のザオウ・ギルエルドに恵達の想いを受けたラオウ・ディバウレンが打ち勝ち、ツァオロンを倒す。そして残った玄宗も一撃で倒すウォンレイ。ウォンレイと玄宗とでは戦いにおける覚悟が違ったのだ。そして強い絆で結ばれているウォンレイとリィエンを羨ましく見つめる恵であった。