ロードの居城に乗り込むべく、南米へとやってきた清麿、ガッシュ、恵、ティオ、そしてウマゴン。飛行機を乗り継ぎ、着いた先はジャングルの奥にある小さな街だった。そこで清麿たちはかつて最強・アポロと再会する。この街に拠点を張り、ロードとの戦いを支援してくれるよう頼んでいたのだ。アポロの手配してくれた舟の乗り、さらに密林の奥地へと進一行。そしてついに、ロードが根拠地とするデボロ遺跡の入り口にたどり着いた。
　その時、突然茂みから飛び出してきたのはなんとキャンチョメとフォルゴレ。南極でナゾナゾ博士と出会い、清麿たちがロード率いる千年前の魔物たちと戦っていることを知ったのだという。キャンチョメの弱っちさを知っているティオは反対するが、清麿はキャンチョメの術はきっと役に立つと確信し、仲間に迎え入れるのだった。そしていよいよ、一行は広大な遺跡の中に足を踏み入れていく。
　入り組んだ遺跡の中を進む6人と一匹。清麿が調べたところによると、密林が広がる遺跡の中心に、高くそびえる岩山の砦があり、おそらくロードはそこにいる。そしてナゾナゾ博士によればそこには、傷ついた魔物たちを癒す何かが存在すると言うが・・・・・・。とその時、清麿たちの前に千年前の魔物2体が姿を現した。龍のような姿をしたゲリュオスと、空を飛ぶ魔物アルムだ。仲間が呼ばれては不利だと悟った清麿は、キャンチョメに敵を誘い出すための作戦を指示した。
　恐ろしく震えていたキャンチョメだったが、これはお前にしかできなんだ、と言われ一念発起。得意の変化の術をうまく使い、素早い移動で敵2体をおびき寄せる。そして最後は通路そのものに化けることによって、見事魔物たちを目的の部屋に誘導することに成功した。皆に誉められ、照れると同時に嬉しくて仕方が無いキャンチョメ。しかしその背後には、さらにもう一体の魔物・ガンツがその巨体を現していた--------。