泳ぐファウードを必死で追いかけるガッシュ、清麿達。ファウードの体内に入るために、息継ぎの瞬間を狙って口の中へと飛び込んだ。見事体内に入ることに成功したガッシュ達は、脳のコントロールルームに向かうため、腰骨のエレベーターに乗り、第六脊髄まで辿り着いた。そこは、エレベーターを囲む丸い壁に無数の通路が口を開けていた。何処へ進めばいいのかわからない。頼みの綱はモモンであったが、モモンは二つの道を指した。魔法か結界のようなものに惑わされて正確な道を探し出せないのだ。ガッシュ、清麿達は、仕方なく、二手に分かれて進むことにした。一方はガッシュ、清麿を中心としたグループ。もう一方は、アースを中心としたグループである。
　二手に分かれた一行は、それぞれの道で障害に出くわした。アース達は、ファウードの防衛システムである体内魔物の攻撃を受けた。いくら倒しても再生してまた攻撃を仕掛けて来る厄介な敵だ。一方、ガッシュ達の前には、ロデュウとチータが現れた。戦闘態勢に入るガッシュ達であったが、ウォンレイがその戦いを引き受けた。ウォンレイは覚悟を決めていたのだ。世界より、リィエンの命を選んだ自分は、王になるべきでないと自覚していた。そして、自分の役割は、王になる男を守る事だと決意していたのだ。ガッシュ、清麿達はウォンレイとリィエンにその場を託し、先へと進んだ。そして、ウォンレイ・リィエンとロデュウ・チータの戦いが始まった。