番組・コンテンツをつうじて

2024年11月28日更新

イベント

農水省×ノンストップ!『NIPPON FOOD SHIFT FES.東京 2024』
“ニッポンの米を見直そう”トークイベント開催

10月19日・20日、東京・丸の内で『NIPPON FOOD SHIFT FES.東京 2024』が開催されました。 農水省が主催するこのイベントは、今年で4回目。イベントを通して、毎年様々な視点から日本の「食」と「農」が抱える課題や、目指す未来についてみんなで考えます。
フジテレビは、去年に続き、情報番組『ノンストップ!』がトークイベントを開催し、今年はキッチンカーも出店しました。

トークイベントに参加したのは、タレントで2児の母 坂下千里子さん、日本料理店「賛否両論」の店主 笠原将弘さん、五ツ星お米マイスターの西島豊造さん、そして、農水省の河村仁大臣官房政策課 政策課長です。

今年のトークテーマは、「米」。
わたしたちの暮らしや文化に深く根付き、日本人のこころともいえるお米。
この夏は、スーパーなどの棚からお米が姿を消し、大きなニュースになりました。
何かのきっかけで需要が急に増えるなど、バランスが崩れると、たちまち手に入りづらくなってしまうなど、多くの課題も抱えています。

米の生産に影響を与えている要因の一つが異常気象。夏の異常な高温による影響で、思うような品質の米作りが難しくなってきているといいます。
リモートで、トークイベントに参加した北海道の米農家さんは、異常気象に加えて、生産コストの高騰や、担い手の高齢化による後継者不足などにも悩まされ、不安を感じていると話しました。

私たちにできることは何なのか。それを考える中で、番組が注目したのは、「おにぎり」です。

そもそも日本人の米の消費量は年々減ってきていますが、一方で、おにぎりの需要は増えているんです。アイディア満載のおにぎりも登場し、種類も豊富、専門店も続々と増え、海外からの旅行客にも人気です。

米を食べることは、生産者さんの支援につながるだけでなく、食糧自給率をあげることにも寄与します。国民全員がご飯を1日1口多く食べることで、食糧自給率が1パーセント上げられるという試算もあるんです。

おにぎりを通じてお米のことをもっと知ってもらい、たくさん食べてもらいたい!ということで、トークイベントでは、五ツ星お米マイスターの西島さんに、おにぎりに合うお米や、炊き方なども教えてもらいました。
さらには、日本料理店を営む笠原シェフとコラボしたおにぎりも2種類考案!キッチンカーで販売しました。

一つ目は、今年は最高の出来だという、北海道の「ゆめぴりか」と石川県の珠洲の塩を使った「塩むすび」。
2つ目は、新潟県の「こしいぶき 朱鷺と暮らす郷」というお米を使った「鶏ごぼうみそむすび」です。このお米は、環境に優しく生き物を育む農法で栽培されました。

キッチンカーの前は、あっというまに大行列。
たくさんのお客さんに食べていただき、完売となりました。

これらの様子は10月29日『ノンストップ!』の金曜コーナー「ノンストップ!サミット」で放送し、改めて番組の出演者や視聴者と一緒にお米について考えました。

米作りを通じて育まれた自然とともに生きる暮らしや伝統。
いにしえより受け継がれ、長い時間をかけて育まれた豊かな食文化。

生産者を守り、これらを大切に継承していくためにも、身近なところからできることはきっとたくさんあるはずです。

「ごはんおかわり!」 その一杯が未来につながる一歩かもしれません。

カテゴリー別記事一覧へ

活動カテゴリー

活動リポート一覧

笑顔ひろがる社会のために

地球環境のために

番組・コンテンツをつうじて

働きやすさ・マネジメント