2023年4月26日更新
病と闘う子どもたちに笑顔を届ける「ハーティープロジェクト」が立ち上がりました。これは、フジテレビ、産経新聞、そして国内外の心臓病の子どもたちを救う「あけみちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)との共同企画で、入院中の子どもたちにテレビや新聞社の強みを生かして笑顔になってもらうためのものです。
3月8日、その初回が東京都世田谷区にある国立成育医療研究センターに入院中の7人の子どもたちを対象に行われました。
院内の「そよ風分教室」とフジテレビをオンラインでつなぎ、小学1年生から高校2年生までの生徒さんにアナウンサーが先生役となって話し方の基礎を教えます。
担当したのは、「きょうのわんこ」のナレーションを29年間務めるベテランの西山喜久恵アナウンサー。
この日は、出前授業『あなせん』の教材として、いつも院内で子どもたちをはげましてくれたり、遊んでくれたりしているファシリティドッグのマサを題材にした「きょうのわんこ」特別編を用意。
発声・滑舌のレクチャーを受けたあと、子どもたちはマサの画像に合わせて、「きょうのわんこ」のナレーションを練習しました。
「マサは、こどもたちとあそぶのがだぁーいすき」
用意されたナレーション原稿をまずは“本物の”西山アナが読むと、聞き覚えのある声にみんなびっくり。「さぁ、やってみたい人いる?」との呼びかけに、手をあげた数人がみごとなナレーションを披露し、西山アナも「すごく上手!」と感動しきりでした。
普段とはちょっと違う特別な時間を過ごした子どもたちは、目を輝かせ、笑顔を見せてくれました。
終了後には、プロのカメラマンが撮影した当日の写真と、記者が執筆した記事をレイアウトした特別な新聞紙面を制作し、子どもたちにプレゼント!
フジテレビと産経新聞の強みを生かしたハーティ―プロジェクトは、今年度から本格始動。
病気と闘う全国の子どもたちに少しでも笑顔を届けられるよう、プログラムの内容を充実させていきたいと思います。
今回は、闘病中の子どもたちへの授業という事で、体調を最優先に考えて進めていきました。
始めは照れていた子どもたちが、少しずつ声を出すことに慣れていき「きょうのわんこ」のナレーションに挑戦してくれました。「間違えずに読めた!」「みんなの前で堂々と読めた!」そんな喜びに満ちた子どもたちの笑顔がたまらなく輝いて見えました。
子どもたちは、コロナ禍でなかなかイベントにも参加出来ない日々だったと聞いています。
今回のイベントが少しでも彩りのある時間になって頂けたなら、こんなに嬉しいことはありません。
皆さん、本当に上手でしたよ!今度は、是非直接お会いして指導させてください。
■関連活動リポート
・闘病中の子供たちに笑顔を 産経新聞創刊90周年企画 フジテレビ、あけみちゃん基金と共同で
・「きょうのわんこ」ナレーションに挑戦 国立成育医療研究センターで読み方・話し方教室
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