フジテレビは、企業活動を通じた社会への貢献を常に意識し、メディア企業としての特質を生かして様々な分野での社会貢献活動を推進しています。
CSR推進会議プロジェクトの活動
フジテレビの社内横断組織「CSR推進会議プロジェクト」のメンバーは、現在44名。うちCSR推進室兼務者23名。
毎月1回、CSR推進会議実行委員長の参加するプロジェクト会議を開催しているほか、分科会を結成し、定期的な企画会議を行っている。
会議で発案されたアイディア等を吸い上げ、社会貢献活動に生かしている。
「めざましテレビ」とのコラボレーションで行っている「めざましムービー無料上映会&アナウンサーによる朗読会」を継続的に開催。
本年度は"読書のまち"として知られる埼玉県三郷市後谷小学校で、夏休み期間中の親子を対象に図書館で、「にゃんこ THE MOVIE 無料上映会とアナウンサーの絵本朗読会」を開催した。(2011/8/30)
2009年秋より「日本点字図書館」にて、CSR推進室兼務のアナウンサーたちが蔵書朗読録音ボランティア活動を継続して行っている。点字図書館では、視覚障害者にも読書に親しんでもらうため書籍を音訳し、Recdia(サーバ型の録音システム)で録音し、インターネットによる配信を行っている。
フジテレビアナウンサーがこれまでに録音を完了した蔵書は、18冊。
『フジポッド文庫』寄贈
2006年3月~2009年12月まで配信されていた「フジポッド文庫」のコンテンツであるアナウンサーの朗読CDを社会貢献として役立てる企画。CSRのホームページにおいて随時申し込みを受付、日本の名作文学のCDを盲人図書館、盲学校、老人福祉施設、小学校、児童館などの団体に寄贈。海外(韓国・フランス・ドイツ)からの寄贈申し込みもある。
日本に約20万人いるといわれる心臓病や小児がんなどの難病を抱えた子どもたちが自然の中で思う存分遊べる、アジア初の"医療付き無料宿泊施設"「そらぷちキッズキャンプ」(北海道滝川市)。
2012年夏の専用施設オープンを前に、「そらぷちキッズキャンプ」(公益財団法人)主催の「ウィンター・プレ・キャンプ2012」にて、フジテレビの社会貢献活動の一環として、4回目の朗読会を開催。(2012/2/11)
駒沢オリンピック公園・中央広場で開催されたがん検診啓発イベント「リレーフォーライフ2011 in 駒沢公園」(主催:日本対がん協会ほか)にて、奥寺・梅津両アナウンサーによる「アナウンサー ミニ朗読会」、藤村アナウンサーと元オリンピック選手(アトランタ五輪・体操)田中光先生による食育イベントを開催。
この催しは「がん患者さんと家族、がん経験者に対して勇気と希望を与える場」となることを目的に、がん経験者とその家族、医療従事者や一般の方々がリレー方式で24時間歩きながら寄付を募るというもの。
フジテレビは日本対がん協会の「がん検診企業アクション」のパートナー企業でもある。(2011/10/15~16)
食育啓発活動
チャリティ活動
FNSチャリティキャンペーン [ オフィシャルサイト ]
海外における恵まれない子供たちの支援を目的に、フジテレビをはじめとするFNS28局とユニセフとの共同チャリティプロジェクトを38年間にわたって実施している。2011年度は、東日本大震災を受け、初めて日本が支援国となったため、募金の詳細などは「震災」にかかる実績報告に記載した。なお、FNSチャリティキャンペーン推進室が通年で行っている活動については以下の通り。
その他のチャリティキャンペーン関連の活動
企業活動の一環として行っている社会貢献活動
スポーツ事業
サッカー日本代表選手や現役Jリーガー、なでしこリーグの選手たちが「夢先生」として学校の授業を受け持ち、夢や目標を持つことの素晴らしさや、それに向かって努力することの大切さ、フェアプレーや助け合いの精神などを子どもたちと語り合い、触れ合いながら伝えていく活動。JFA「こころのプロジェクト」の活動に協賛し支援した。震災に見舞われた2011年は、このプロジェクトに対する支援の意義は、改めて再認識された。
サンケイスポーツ・産経新聞と共に40年以上に亘ってリトルリーグ委員会を応援してきた同委員会は、野球という種目を通じて男女問わず子供たちのスポーツ環境を整備する事、スポーツを通じ子供たちの健全なコミュニティ作りを支援する事、そして海外チームとの試合を通じて国際的友好の輪を広げる事、という理念の下に運営。震災の影響で、練習もままならない被災地のリトルリーガーたちも7月の全日本選手権大会に参加でき、温かい激励の中でプレーした。(2011/7)
2012年1月5日~1月9日に行われたこの大会を、日本バレーボール協会、全国高等学校体育連盟と共に主催し、全試合をテレビ中継全国放送した。これにより、国内におけるバレーボールの普及発展に大きく貢献すると供に、全国の高校生バレーボーラー及び関係者はもとより、スポーツファンに大きな夢と感動を提供。また、バレーボールの普及を通じて、全国の青少年の健康増進と情操教育に大きく貢献した。(2012/1/5~9)
「春高バレー全国大会」への出場をめざして頑張っている高校生バレーボーラ―を応援するため、2001年からスタートしたプロジェクト。FNS系列局+山梨放送の29局から対象校を選出、フジテレビはその高校に元全日本のバレーボール選手や監督を臨時特別コーチとして派遣し、その模様を各局が報道した。また、岩手、福島、茨城の各県では、被災地の高校に対するコーチングをドキュメンタリー作品として放送。この活動は、高校バレーの広報活動として、日本バレーボール協会や全国高等学校体育連盟からも高く評価されている。
イベント事業
※開催順に掲載
日本橋に新しい「和」の文化を提唱する新規プロジェクト。落語、朗読劇、長唄三味線ライブ等、年間を通じて公演を実施。(2011/5/28~2012/3/10)
古代から現代まで、グローバルに展開する鳳凰と獅子のイメージの変遷を、絵画や工芸、染織などの貴重な作品によってたどる展覧会を開催。(2011/6/8~7/24)
毎年実施している夏の社屋イベント。今年度は「東日本復興」と「節電」をテーマに開催。また、2012年3月には、<お台場合衆国2011東日本復興支援イベントみちのく合衆国in仙台~ぼくらがNIPPON応援団!~>を仙台市近郊で被災3県の協力のもと、ミニお台場合衆国を無料イベントとして実施。(2011/7/16~8/31)
マーチング音楽の他、アフリカンドラム、モータウン、ゴスペル、スウィングジャズなどブラックミュージックの歴史を魅せる今回が3回目となる2時間ノンストップのパフォーマンス公演。文化芸術を通しての国際交流に貢献。(2011/9/10~9/25)
名門オペラハウスの5年ぶり5回目の引越し公演。
イタリア統一150周年にふさわしい豪華な布陣で、厳選された3演目を上演。文化芸術を通じての国際交流に貢献。(2011/9/10~9/25)
中村勘太郎・七之助兄弟による歌舞伎、三味線、和太鼓のコラボ公演。日本の伝統文芸の普及と継承を引き続き支援する。(2011/10/12~10/13)
テントを建て江戸の芝居小屋を再現する平成中村座の東京では5回目となる公演。日本の伝統文芸の普及と継承を引き続き支援する。(2011/11/1~2012/5/31)
国際バレーボール連盟(FIVB)が主催、日本バレーボール協会(JVA)とフジテレビが共催するワールドカップ大会。「春高」と共にスポーツ普及に貢献。(2011/11/16~12/4)
初の日韓合同ファッションイベント。ファッションを通じて日韓の若者が交流できる参加型イベントを開催。(2012/1/25~1/27)
パリ・オペラ座のエトワールを中心としたバレエダンサーによるガラ公演の第4弾。クラシック、モダン、コンテンポラリーと多岐にわたる演目を上演し、文化芸術を通じての国際交流に貢献。(2012/1/28~2/2)
同部屋同士の対決や、相撲普及講座の開催など本場所とは異なる相撲の楽しみ方を提供。国技である大相撲のさらなる普及・発展に寄与する。(2012/2/5)
20年ぶりの来日となるドイツの名門オーケストラを招聘してのクラシック・コンサートを開催。文化芸術を通じての国際交流に貢献。(2012/2/10~2/20)
エジプト考古学博物館所蔵の日本未公開の物品を含む展示品約122点を一挙に公開。大阪・東京の2地区にて開催。歴史的な展示品を通じてエジプトとの文化交流、国際親善に貢献。(2012/3/17~12/9)
シルク・ドゥ・ソレイユによるパフォーマンス公演。文化芸術を通しての国際交流に貢献した。東京他全国4箇所にて公演。(※地震により東京公演一部中止。仙台公演中止。)
クーザ会場では、ハートビル法に準じたバリアフリー措置(各階段、手すり、スロープなど)を講ずるなど、安全・衛生に配慮し誰もが安心して楽しめる会場づくりを行った。(2011/2/2~2012/4/1)
未来を担う子供たちの健やかな発育及び体力向上に貢献するべく「大なわとび」という競技を学校で出来る遊びの一つとして、より広く普及させることを目的としたイベントの運営。株式会社パナソニックが展開するCSR活動。
2011年は東日本大震災の影響で全国大会を中止したが、2012年は3回目の実施。「こどもがかがやけば、未来がかがやく」をテーマにしたパナソニックキッズスクールの一環を主催、運営をしている。(2012/1/8~3/31)
世界最高峰のオーケストラの3年ぶりの来日公演。文化芸術を通じての国際交流に貢献。2011年11月21日~24日でベルリンフィルの来日公演を実施。
特別協賛社のTDKとともに今回も、音楽を学ぶ学生を招待した「公開リハーサル」の開催とベルリンフィル奏者による千葉県成田市の下総中学での音楽指導「アウトリーチ」を実施した。(2011/11/22~11/24)
2011年は東日本大震災の影響で中止したが、日本香堂主催『ふるさと思い出絵画コンクール優秀作品展こども絵画館inお台場』をシアターモールにて開催。(2012/3/24~4/8)
後援:朝日学生新聞
協力:フジテレビ
お台場初、そして都心では過去最大規模の屋外型自転車イベント。3日間で3万6千人以上が来場した。試乗用自転車70台を用意し震災後に注目されることとなった自転車の快適性をアピールするとともに、レースも行い新たな自転車ファンを開拓。サイクルスポーツの振興と臨海副都心地区の発展に寄与した。(2011/7/29~31)
東京都・フジテレビなどが主催し、2万800人の参加・来場者を集めた。ゲートブリッジ橋梁部分を含む往復約8kmのコースで「サイクリング・ランニング・ウオーキング」の3種目を行った。「新・観光スポット」としての魅力をアピールするとともに2013年「スポーツ祭東京」、さらに2020年「東京オリンピック・パラリンピック招致」に向けた機運を高めた。(2012/2/4・5)
慶應義塾大学日吉キャンパスで開かれた「ワークショップコレクショ2011」に参加。62,000人以上が集うイベントで、「少年タケシ」で活躍するコミック作家たちが、小学生にアニメ制作を直接教え、作品を発表・評価。来場者特別賞を受賞した。(2012/2/26・27)
その他の活動
未来のドラマクリエーターの育成を目指した講義・実習を行った。
シナリオライターの発掘と育成を目指して主催。
第23回フジテレビヤングシナリオ大賞授賞作『君は空を見てるか』は、第23回フジテレビヤングシナリオ大賞の大賞作品を映像化したもの。
冤罪を被せられた父と幼い娘が、逃亡しながらも親子の本当の"絆"を確信しあう物語。今回の大賞受賞者は、プロのドラマ脚本家を目指し、派遣会社で働く27歳の若者。今回の受賞で派遣会社を辞め、プロの道に進むことを決意した。プロとして、漸くスタートラインに立ったわけだが、その"きっかけ"はフジテレビである。閉塞感漂う現代において、若者が夢を描いて努力する姿をあまり感じなくなってきたが、それは彼らに"きっかけ"が見えにくいこと。今後もドラマ制作センターとして、テレビ文化を制作・放送する責務の一環で、次代のクリエイターを発掘・支援していきたい。
番組制作疑似体験をする「フジテレビのお仕事」を一般向けに実施。スタジオで使用しなくなった映像、音声機材を再利用して活用するとともに、技術面での操作方法等の教育、保守を担当し、放送文化の普及に貢献。
無料動画コミュニティサイト「見参楽(みさんが!)」にて、子どもに対して、社会貢献を促す内容を盛り込んだ番組を放送。
ドラマDVDに関しては聴覚障害者向けに字幕対応を行っている。
フジテレビの英語・仏語・中国語の公式HPにて、企業活動や番組、映画、イベントなどのコンテンツ、さらに日本文化の最新情報を随時発信。
お台場観光誘致を目的とした夏の社屋イベント「お台場合衆国」の最新情報をフジテレビの英語・中国語の公式HPにて発信し、地域活性化に貢献。
国際局長を専務理事として派遣し、中国文化局直属の国立児童劇団・中国児童芸術劇院と東アジア交流を支援する日本の特定非営利活動法人・劇団道化の活動を支援し、文化交流に寄与。
ワッチミー!TVにおいてCREATIVE MARKET JAPAN(公益財団法人ユニジャパン主催)の優れたクリエイター等を選出するCMTアワード2011でワッチミー!TV賞を提供。(2011/10/26~2011/10/28)
番組審議会で外部有識者に番組や放送について討議してもらい、社会的に有用な放送ができるように努めた。
一般視聴者の意見や要望を提示し、視聴者のニーズに応える番組作りの参考になるよう努めた。
学術・技術研究分野における社会貢献活動
高いクオリティのコンテンツ制作を実現するための機器を開発・改良し、放送文化の発展に貢献。
ARIB(電波産業会)の委員会、作業班に参加することで、放送業界の基準・規格作りに貢献。
民間放送連盟にはたらきかけ、音量感が統一した視聴者に優しい放送をお届けするため「テレビ放送における音声レベル運用基準(NAB技術基準T032)」を制定し、2012年10月1日の適用開始に向けて広く周知を行っている。(NHKを含めた放送局間の音量感の統一を目指し、「デジタルテレビ放送番組におけるラウドネス運用規定(ARIBTR-B32)」も策定した。)
法令点検の厳守と、運用者による日常的な簡易点検の実行。
LB(レターボックス化)対応、常時告知スーパー対応、ムービングロゴスーパー、カウントダウン告知スーパー、アナログ放送終了ソフトテストなどを行い、滞りなくアナログ放送を停止した。また、終了後の視聴者からの問い合わせにも対応した。
CM字幕送出対応に関してトライアル実施。搬入基準の策定。
ファイルと映像信号を同時に扱う最新技術に挑戦する事により、最新鋭の回線設備を構築し、効率化、省スペース、省資源化を実現。また、放送・通信業界に、このコンセプトの普及を図り、伝送技術の進歩に貢献。
災害時などライフラインとしてのテレビの役割を果たすため、技術的に災害特番送出の迅速化を図っている。
従来系列局への番組販売は、VTRテープで行っていたが、ファイル化、オンライン化して送ることにより、テープ資源の削減、及び、運搬時のCO2削減に貢献するとともに、技術の進歩に貢献した。民放連盟賞優秀賞を受賞。
FNS系列震災3県アナログ放送継続及び終了を技術的に支援した。
CX本社被災時にも視聴者に情報を届けるべく、放送本線のバックアップ回線の構築をした。(KTV本社間-新宿支局間)
震災時でも放送を継続させるために、機器や人員のバックアップ体制を見直し、強化。
業務用の連絡無線であるVHFのデジタル化を進めている。狭帯域化により周波数資源の有効利用を図っている。
これまでの照明仕込みでは、照明器具を吊り、実際に点灯をした上でしかコンピュータ制御のムービングライトの照明効果を確認できず、調整に時間、電力、労力を要したが、CGを使ったオフラインプログラム(事前データ入力)と、カメラリハーサルや本番中のリアルタイムのプログラム修正等のコントロールを導入したことで、時間、電力、労力を節約するとともに、安全性の向上や統一感のある照明効果を実現。フジテレビの照明技術では、考えうる最先端の技術の積極的導入を行っている。
スタジオや中継の作業中の事故を減らすべく、ポスター等で安全対策を呼びかけた。
より高いクオリティのコンテンツ制作と上質で安定した放送を実現する機器を開発し、放送文化の発展に貢献。
全国地上デジタル放送推進協議会、IPTVフォーラム、デジタル放送推進協会(Dpa)に参加してデジタル放送の普及活動を実施する。
日本におけるデジタル放送発展のため、新しいマルチメディア放送・サービスの研究、開発を推進。
電波産業会(ARIB)内に組織されたデジタル放送普及活動作業班(DiBEG)に参加。マルチメディア放送の方式提案者として、南米、東南アジア等における、国際普及活動に対応する。
電波産業会(ARIB)内に組織されたデジタル放送普及活動作業班(DiBEG)に参加デモ、研究会の講師を務める等、南米、東南アジア、アフリカ等における、ISDB-Tの国際普及活動に対応する。
電波産業会(ARIB)、デジタル放送推進協会(Dpa)、日本ITU協会、AES日本支部賛助会、日本民間放送連盟、IPTVフォーラムなど国内外の機関に参加し、放送技術の標準化活動に貢献。
新規技術の研究開発や具体的な取り組みなどを紹介し、放送技術の発展に貢献するために、各種セミナー、セッションに講師やパネリストとして参加。
(社)映像情報メディア学会、(社)電子情報通信学会、(財)情報通信学会など各種学会に参加し、学術分野で貢献。
新規技術の研究開発などに貢献するため、各種フォーラム・協議会に参加。
FNS系列の技術水準向上のため、「あんたが大賞」を選定し顕彰を実施。
スマートTVなどIP技術と放送が連携した安全で、利便性の高い次世代放送システムを開発する。
スマートTVなどIP技術と放送が連携した安全で、利便性の高い次世代放送システムを開発する。
放送番組における社会貢献活動
「防災会議」~FNN各局の防災担当者による「防災会議」を8月19日に名古屋で開催。名古屋大学大学院の福和伸夫教授がメディア企業の防災対策について講演したほか、東日本大震災で被災した岩手めんこいテレビ、仙台放送、福島テレビが報告を行った。「FNN大規模災害訓練放送」~毎年FNN各局と協力して大規模な災害訓練放送を実施しており、2011年は10月22日に、首都直下地震によりフジテレビが津波被害のために全電源を喪失したとの想定にした。系列局の関西テレビ放送が特別番組を制作、東京の各被災ポイントからの中継放送などをシミュレート。
報道センターにおける地震と津波を想定した訓練を随時実施。アナウンス室と合同でアナウンサーのための地震と津波を想定した訓練を随時実施。
防災に対する意識の向上をはかるため、防災システム研究所の山村武彦所長による勉強会も実施した。(2012/3月)
2011年夏に津波警報の色を在京テレビ各局で統一した。色弱者の方々にも色の区別ができるように配慮したデザイン。また、同じ時期に導入した震度地図画面など地震津波関連の各画面も色弱者の方々にも配慮したカラーユニバーサルデザインを採用した。
報道番組
医療問題や教育問題を継続的に取り上げた。
【主な放送内容】
介護、医療、教育問題にこだわって継続的な報道を行ったほか、震災後暗くなりがち
な日本を元気にするニュース&企画を放送。
【主な放送内容】
日本の産業・社会の変革などを取り上げたニュース企画を放送した。
【主な放送内容】
日曜日朝の討論番組「新報道2001」は東日本大震災、増税、加速する少子高齢化問題など、政治や経済、社会問題の知りたいこと、知るべきことをキーマンに生直撃した。
【主な放送内容とゲスト】*東日本大震災関連を除く
【主な放送内容】
10夜連続シリーズ「日本創建のシナリオ」2011年10月24日~11月4日放送
各界から多彩なゲストを招き、人口減少社会・安全社会・雇用問題・TPP・財政再建・外交安全保障・教育・リーダー論などで日本の将来を討論した。
【その他主な放送内容】
情報番組
FNS連動企画 【 めざましライフエイドキャラバンwithロック&美郷】
全国各地では、これまで様々な自然災害(地震、津波、崖崩れ、台風、風水害、噴火など)が発生し多くの被害に見舞われてきましたが、そのたびに人々は助け合い一丸となって復興を目指し、現在の美しい日本を作り上げてきました。
こうした各地の「災害を乗り越えた」エピソードを取材し放送することで、2000年8月大噴火の被害にあった三宅島と、現在、被災地で復興に向けて立ち向かう人々にエールを送りたいという思いから、FNS系列協力体制のもと【めざましライフエイドキャラバンwithロック&美郷】という応援大型企画を展開。
*震災から立ち上がった各地のエピソードVTR取材と各地からの天気中継を、沖縄を皮切りに2カ月かけて南から北へ列島縦断キャラバン。
全国の小学生を対象に参加者を募り3分間の"大縄とび競技"の中でジャンプの回数と選手の入れ替わる回数による得点を競う。健康な体作り、競技にチャレンジする強い心、先生や仲間との絆…などを育んで欲しいという願いから企画された。
参加チーム:国内…396チーム7920名 47都道府県中40都道府県が参加
海外…6か国67チーム1139名
中国★、インド★、ベトナム★、ブラジル★、イギリス、ドイツ
※(★)決勝大会出場チーム
2003年「とくダネ!医療プロジェクト」としてスタート以来、番組では医療ジャーナリストで写真家の伊藤隼也氏と共に医療界の様々な問題について取材し、行政を動かしてきた。
2010年からはより身近な問題を取り上げる隔週企画「新常識ニッポンの医療」をスタート。今年度も高血圧・腰痛から、口のアンチエイジングまで、新常識となりつつある最先端の医療について取り上げている。
医療プロジェクトも引き続き不定期に放送。精神薬の多剤大量処方の実態(子供・大人それぞれ)について取り上げたほか、練馬区と日大の対立から決まった日大光が丘病院撤退問題などを取り上げ大きな反響を得た。
また「幸せな死」と題し、"患者が主張できる医療"について問いかける終末医療の新シリーズも放送が始まった。
1992年4月に、放送局発の自己批評番組の先駆けとしてスタートした「週刊フジテレビ批評」。リニューアルで生番組にしたことで、テレビ界で"今"起こっている出来事をいち早く、分かりやすく伝えることが可能になり、毎週、コメンテーターとしてメディア論の研究者をスタジオに迎えるなど、立体的な批評を行うことにも力を入れている。テレビの現在や未来を様々な角度から掘り下げ、視聴者にテレビのことをより理解してもらうような事象を特集するなど、「メディアリテラシー向上」に対する高い貢献を実現。
世界文化賞の受賞者を紹介するとともに、音楽部門の受賞者・小澤征爾氏と息子・征悦氏とのスペシャルインタビューを企画。世界的指揮者の指揮哲学、日本への想いや素顔を炙りだし、世界文化賞への、ひいてはクラシックや芸術への関心を高めた。
不況の世の中に立ち向かう企業の社長の生き様に密着する「社長密着24時」。たくましく生きる中小企業にスポットを当てることで、日本に元気と活力を与えた。また「震災スペシャル」として出演企業に復興支援のアクションを起こしてもらい、その模様を放送。タレント国生さゆり夫妻のボランティアに同行取材した。
明確な目的意識と旺盛な行動力に富みながら、日本の夢を創り、時代の主役となった各ジャンルの日本人が登場。彼らの人生で最も輝いた"瞬間"に隠されていた秘話に文芸評論家・福田和也氏が彼らの人生に鋭く迫り、日本と日本人の歩んできた道を紐解いた。
ドラマ番組
「育メン」に焦点をあて、昨今の育児事情とともに男性の育児参加の意識を高めた。
現代の若者の恋愛観や人生観を描き、若者を中心に圧倒的な共感を呼んだ。
恋愛がファッション化する一方、若者の恋愛離れも意識し、人を愛することの美しさと厳しさの両面を描き、人と人とのコミュニケーションの大切さを喚起した。
オーバー40の恋愛模様を描くことで、歳を重ね、老いる過程で得る人との結びつきを提言した。
難しい題材に取り組んだ結果、視聴者の問題意識が高まり、実在する被害者家族、加害者家族からは感謝の声も。本作は、悲劇的な事件から15年という時を経て、"被害者家族""加害者家族""加害者"それぞれが、明日を生きる希望を取り戻すまでの物語、という非常に難しい題材を扱ったドラマ。実際に、未だ悲しみに暮れる家族(特に被害者家族)は多く実在している。彼らの日常を"肌感覚"で理解しようと実際の被害者家族への取材も重ね、ノンフィクションでは不可能に近い加害者の今(少年法で守られた加害者の少年院退院後)や、それぞれの家族の今の思いなど、フィクションだからこそ可能な想像を超えた想像によって、決してステレオタイプな人間を描くことなく、被害者家族、加害者家族、それぞれの"本音"を描いた。
毎週日曜日午後9時放送。阿部サダヲと芦田愛菜のダブル主演の笑いあり、涙ありのファンタジックホームドラマ。主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」は、ダンスの振り付けと共に好評を呼び、大ヒットとなるなど、社会現象ともいえる圧倒的人気を誇った。『マルモのおきてスペシャル(2011/10/9)』も放送し家族で楽しめるコンテンツを提供。
2010年10月期に高視聴率を獲得したドラマ『フリーター、家を買う。』のスペシャル。フリーターである主人公の成長を通して、現代の若者像・家族像をリアルに描写し共感を呼んだ。
2010年10月期ドラマ「フリーター、家を買う。」は、
バラエティ番組
トークショーとクイズ番組を交えた教育バラエティ番組。家族で楽しみながら学べる番組内容で、家族のコミュニケーションを増やすきっかけとなった。
「平成教育学院開校直前SP」(2011/4/17放送)
「平成教育委員会2012!!最強国語王決定戦SP」(2012/1/18放送)
健康グルメ情報番組。見やすいグルメ番組のかたちをとりながら、医者と共に各地をめぐり、健康的に食事をとるアドバイスを随所にとりいれた。
さまざまなからだの不思議を芸能人が身を持って体験、解明していく情報バラエティ。「からだ」という身近なものへの意識を高め、知的好奇心を刺激した。
健康や美容など誰もが関心を持つ生活に密着したテーマを元に、本当に効果をもたらす「つかえる情報」を厳選して放送した。少しの工夫でよりよい生活を送れる情報を発信し家庭生活を応援した。
ドキュメンタリー番組
海外へ向けた取り組み
国際エミー賞やアジアン・テレビジョン・アワードなど、世界で実施されている海外賞にフジテレビの番組を積極的に出品し、テレビ業界の活性化に貢献。2011年国際エミー賞で「ザ・ノンフィクションピュアにダンス」がノミネート、アジアン・テレビジョン・アワードで「ザ・ノンフィクションわすれない~三つの家族の肖像」と「ネプキッズリーグ」が最優秀賞を受賞、その他多数の評価を得た。来年度に向けて出品作業を継続。
「日本の情報が得られない」という海外在留邦人の強い要望を受け、1982年に社会貢献を目的としスタート。「めざまし」「スピーク」「スーパーニュース」をもとにニューヨークのスタジオで独自の情報番組を制作し、最新の日本の情報を伝えている。在留邦人のみならず、ハワイでは日本に戻れない日系高齢者の心の拠り所でもあり高い評価を得ている。フジテレビが大半の運営費用を負担し、ほぼ無償に近い状態でコンテンツを提供する社会貢献事業。NHKに先駆け民放では唯一の実施事業社。
<放送エリア> (2012年3月現在)
・アメリカ[地上波]ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルス、ハワイ
[ケーブル・プレミアch]ハワイ
・ヨーロッパ[衛星]日本人向け専用衛星チャンネルJST(JapanSatelliteTelevision)
諸外国を紹介する情報バラエティ番組『世界通!』を企画・監修し、地上波で放送したほか、JIBTV(日本国際放送)を通じて震災後の復興をテーマにした2本のドキュメンタリー番組を世界に発信。
放送システムによる取組み
報道関連・気象関連等の情報(緊急地震速報など)を安定して放送できるよう必要な設備の導入を行い、災害発生や被害の軽減を図る。
災害時などライフラインとしてのテレビの役割を果たすため、災害特番送出の迅速化を図る。
聴覚障害者や高齢者に向け、テレビ音声を文字にして表示。7時~24時のVTR番組とストレートニュースのほぼ全てに字幕を付与。主なスポーツ番組の生放送にも字幕を付与している。
2011年3月の東日本大震災発生時には、日常のニュース枠にプラスして、字幕放送を延長した。
視覚障害者向けに副音声を使って場面の解説を放送している。
2011年度は「金曜プレステージ」の2時間ドラマ17本、「土曜プレミアム」1本、「ライオンのごきげんよう」(木)・(金)放送のすべてに解説放送を付与した。
耳の不自由な人に対して報道内容が正確に伝わるように、社内各部署と連携し文字放送を実施した。
フジテレビ社員による社会貢献活動
アナウンサーによる言葉の授業
2005年9月からスタートしたこのプロジェクトは、フジテレビアナウンサーが、東京都港区・品川区にある公立の小学校に出向いて、児童を対象とした話し方教室を開催。子供たちに「言葉で自己表現することの楽しさ」を伝える授業を行っている。2005年から2011年3月までの約6年半の間に、延べ9000人の児童を対象として実施。
教育機関・公的団体などでの講義
情報制作局員が番組制作で培ったノウハウをもとに、文化をマネジメントしプロデュースする人材の育成を目指し、青山学院大学で週1回の授業を担当。
9月から1月まで計14回実施した。映像メディア分野を"目玉"と位置付ける大学が増える中、映像作品の制作やカリキュラム、教材開発に取り組み新たな"社会的コミュニケーション"の場を作ることで社会貢献をした。
夏の恒例イベント「お台場合衆国」の会場及び、本社屋で行われる「フジテレビの日」にあわせ、社員が持ち寄った品物を展示即売する「チャリティ・フリーマーケット」を毎年実施。23年の売上げは、\980,891円、全額FNSチャリティキャンペーンを通じユニセフへ寄付した。
フジテレビでは2011年度中に87名の社員が、東京消防庁の指導の下、心肺蘇生やAED、異物除去、止血法などを学ぶ「普通救命講習」を受講し、東京消防庁消防総監の技能認定証(3年間有効)を取得した。
人事局厚生部が主体となり、血液が不足する冬季に日本赤十字社に協力して、社内で献血活動を実施している。
フジサンケイグループ/フジ・メディア・ホールディングス(以下FMH)などを含む
他社・他団体と連動した取り組み
美術館サポート
フジサンケイグループの公益財団法人彫刻の森芸術文化財団が運営する「彫刻の森美術館」「美ヶ原高原美術館」、また公益財団法人日本美術協会が運営する「上野の森美術館」を、グループ各社と連動しわが国の芸術文化活動の普及に寄与すべく様々な支援を開館時より行っている。彫刻の森芸術文化財団は美術館運営のほか、文化の国際支援として、国際的な若手音楽家の育成に協力するロン・ティボー国際コンクールを主催する「ジャック・ティボー財団」などの支援も実施する。
同賞の趣旨に賛同し、賞の創設以来社を挙げてサポートをしている。
「高松宮殿下記念世界文化賞」は、公益財団法人日本美術協会(総裁常陸宮殿下)により1988年に創設された。長きにわたり総裁を務められた高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及・向上に広く寄与したい」とのご遺志にもとづいて、協会創立100周年を記念して創設された全世界の芸術家を対象にした顕彰制度。文化芸術の振興こそが人類の平和と繁栄に資することを確信し、国境や民族の壁を超えて、芸術の発展、普及、向上に顕著な貢献をした個人、団体を顕彰する。賞は絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の5部門、各部門年間1名を原則とし、受賞者には金メダルと賞金を授与する。
また、次世代を担う若手芸術家の活動、行動計画を援助し奨励することを目的に1997年「若手芸術家奨励制度」を創設し、若手芸術家を育成援助している団体、または若手芸術家の団体・個人を対象に奨励金を授与している。
音楽関連支援
開局当時よりゆかりのある、「公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団」、「財団法人日本フィルハーモニー交響楽団」、また「公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団」を大口サポーターとして、音楽を通じて豊かな日本社会の実現に寄与すべく支援を続けている。「新日本フィルハーモニー交響楽団」「東京フィルハーモニー交響楽団」には社のトップが財団役員として参加している。
フジサンケイグループ広告大賞
「フジサンケイグループ広告大賞」は、日本の広告文化の向上と広告界の発展に寄与する事を願い、1971年にフジテレビを中心としてフジサンケイグループ各社と創設された。フジテレビでは、フジサンケイグループ各社と協力して賞の運営を行っている。
ニッポン放送ラジオチャリティミュージックソンへの協力
CSR推進プロジェクトチームメンバーと経理局が毎年電話受付の協力を行っている。2011年は、屋外ステージにて街頭募金の呼びかけも行った。
FMH/ディノス・セシールによるチャリティセールを開催
FMHグループ会社であるディノス、セシールの在庫衣料品をチャリティセールとして、フリマで販売。(売上全額をFNSチャリティキャンペーン事務局を通じて寄付)
地域社会との連携による社会貢献活動
港区タバコ吸殻箱設置
タバコポイ捨て防止用灰皿(1箇所)をフジテレビ構内へ港区が設置。フジテレビは、場所を無償提供。(ゴミの処理及び管理は港区が行っている)
自衛消防隊の技術審査会参加
消防署の自衛消防技術審査会(防火管理と災害時の活動能力向上を目的として開催)への参加。
勤務地消防団への参加
日中、管内地域を職場として働いている勤務者を対象とした制度で、消防団の活動計画により訓練・イベント等の警戒に参加。火災・大規模災害時には、地域住民の生命や財産を守るために活動する。
港区芝消防団員の派遣
社員3名を地域の消防団員として派遣。
地域医療への貢献
「湾岸スタジオ診療所」をサポートし台場地区の地域医療に貢献。
地域活性化への取組み
千葉県・館山市の地域活性化に貢献すべく、2011年開催7月3日開催の「館山わかしおトライアスロン」、2012年1月29日開催の「館山若潮マラソン」の大会のブームアップ、PR、イベント運営協力を行った。また大会事前のトライアスロン・マラソン合宿を同地で行うなど、地域活性化に貢献した。
お台場学園港陽中学校他
職場訪問・職場体験実習・社内見学などへの協力。
その他の社会貢献活動
年金運用でSRIに投資
フジ厚生年金基金では、国連環境計画・金融イニシアチブが提唱する「責任投資原則(PRI)」に2008年に署名し、投資活動を通じて地球環境や社会によりよい影響を及ぼすことで持続可能な社会の実現に貢献していく。
がん検診受診率アップ企業アクションプラン
「がん検診受診率50%を3年以内に目指す」という厚生労働省の委託事業である国家プロジェクトに参加。早期発見・早期治療による人材損失の回避と、経営基盤の強化を目指し、推進パートナーとして検診受診を促進することで社会貢献に寄与している。
就職支援活動への協力
学生職業総合支援センター等が行っている就職支援活動(講演、指導、育成等)に協力。
新入社員への教育
新入社員教育の一環としてごみ処理施設を見学させ、環境保全に対する意識の涵養を図った。
裁判員休暇制度の実施
裁判員として従事する期間中、有給休暇を取得できるものとし、裁判員制度への参加を促した。
災害用屋外放送
大規模地震対策特別措置法に基づく、帰宅困難者に対する情報の提供及びその他一般見学者に情報提供が必要と判断した場合に使用。
非常用備品(AED)
本社ビルには、AEDを合計22台配置。その内2台は一般のお客様対応として一般見学エリアに配置。また、ベンダーの協力により、一般見学エリアにAED収容型の自動販売機1台を設置している。湾岸スタジオには、AED6台を設置。
新型インフルエンザ
災害時帰宅困難者への備え
本社OT1Fフロア倉庫に帰宅困難者用の備品を揃えた。
各種勉強会の開催
スキル・知識を向上させ、より伝わる放送を制作できるスタッフを育成するため、勉強会・ゼミナールを各番組とのコラボで開催。2011年度は、計16回の勉強会・ゼミナールを実施した。