「投票率を上げる」ための報道にもっと力を入れてもよかったと感じます。
改憲勢力と一括りにする報道はミスリードだった。
とりわけ情報系番組での参院選の取り上げ方が少なく、そのためもあり、争点が明確化できずに低投票率の一因となった可能性が高い。
そもそも放送の最大の役割は、人々に考える材料を提供することである。
若者をバカにしてはいけない。
速報はネットで流し、それ以外の取材コストのかかるものをテレビ電波で流す、ということに集約していくべきと思う。
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福岡伸一
青山学院大学教授
1959年生まれ。東京都出身。生物学者・青山学院大学総合文化政策学部教授 京都大学卒。「生命とは何か」を分かりやすく解説した著作を数多く著す。 著書に『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』『動的平衡2』『フェルメール 光の王国』など
科学立国・日本の未来は?