第8回 2009年2月24日(火)放送 あらすじ

誰も信じられない

 亮二(江口洋介)は25年前、事件現場で起こった出来事をサチ(広末涼子)に明かす。あの日の放課後、秋本(佐々木蔵之介)と遊ぶ約束をしていた亮二は河原の近くを通り、佐智絵の遺体を発見。その直後、背後から聞こえた「動くな。後ろを振り向けばお前も殺す」という犯人らしき男の声に恐ろしくなって逃げ出していたのだ。怯える亮二の身を案じた兄の雄一は「黙っていた方がいい。時効が成立するまで見つからなきゃいい」と言い含め、その言葉に亮二は従ったのだった。
 そして25年後、上海で亮二の命を狙い、志摩野(堺雅人)を殺したのもその男だと言う亮二は「俺はあのころとは違う。逃げ出したりはしない」と犯人に立ち向かう決意を口にする。
 犯人は、亮二の上海行きを知る身近な人間に違いない。そう考えた亮二は、信造(北大路欣也)のアリバイ調査を丸山(小日向文世)に依頼。さらに、宮部(浅野和之)を訪ねて信造の話を聞こうとするが、宮部が信造に電話をかけ、亮二が来たのを報告したのを知って「あなたの言うことは信用できない」と不信を露わにする。
 大田西署に戻った亮二は、信造の不審な行動を丸山から聞く。上海で事件があったころ、信造は出席予定だった会合を急遽キャンセルし、姿を見せなかったというのだ。その間の足取りは自分が調べると言う舜(稲垣吾郎)を、亮二は「俺は誰も信じない」と突っぱねる。
 そんな2人に丸山は、上海行きの旅客機の搭乗者名簿を調べようと提案。リストの中に信造の名前を探す亮二らだが、見つかったのはなんと丸山の名前だった!「あり得ない…」と動揺する丸山を、亮二は上海に行ったのではないかと厳しく追及。同僚の丸山まで疑う亮二を舜はいさめるが、亮二は「誰も信じられないんだよ」と耳を貸さない。そんな亮二に舜は、秋本が均(大杉漣)と繋がっていることを明かす。亮二はさっそく秋本に会い、「なぜ隠していた」と詰問。さらに丸山の姿を上海で見なかったかと質問を浴びせる。「そうやって俺のこともいつか疑うのか?」と冷ややかに返した秋本は、疑心暗鬼に陥る亮二に「お前は変わった」と言い残して去る。
 その直後、亮二は街で唯衣(相武紗季)を見かける。なんと唯衣は信造と会っていた。信じていた妹までもが信造と繋がっていたのかと、亮二はショックを受け…。

キャスト

郷田亮二 … 江口洋介
黒木 舜 … 稲垣吾郎
サチ … 広末涼子
郷田唯衣 … 相武紗季
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志摩野鷹也 … 堺 雅人
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富岡康志 … 谷原章介
秋本 了 … 佐々木蔵之介
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丸山慶太 … 小日向文世
葛城 均 … 大杉 漣
葛城清子 … 風吹ジュン
黒木信造 … 北大路欣也

スタッフ

■原作
 新津きよみ
 『トライアングル』(角川書店刊)

■脚本
 水橋文美江

■演出
 三宅喜重

■プロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)
 小寺健太(関西テレビ)

■音楽
 澤野弘之
 林 ゆうき

■制作
 関西テレビ

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