第4回 2009年1月27日(火)放送 あらすじ

犯人は私です。

 サチ(広末涼子)は再び大田西署に呼ばれ、丸山(小日向文世)と舜(稲垣吾郎)に手紙のことを聞かれるが、知らないと嘘をつき通す。そんなサチに亮二(江口洋介)は、小巻(反田孝幸)が南町の飲み屋で“顔にアザのある男”に手紙を奪うよう頼まれたことを話す。
 帰宅したサチは、清子(風吹ジュン)の様子がおかしいことに気づく。来客があったようなのに、清子はそれを隠そうとするのだ。ほどなくサチは「南町 スナック“野原”」と店名の入ったライターを見つける。手紙を狙う男が家に現れたのでは…? サチの心はざわめく。
 翌日、清子は来客について口をつぐんだまま、均(大杉漣)に会うと言って出かけて行った。不安に襲われたサチは、亮二に電話をかけて店の名前を確かめる。折しも南町のスナック「野原」で聞き込みをしていた亮二は、サチが店名を知っていたことで異変を察知し、サチのもとへ急ぐ。
 亮二は、25年前の捜査メモにもあった“顔にアザのある男”の名が“新藤利道”(宅麻伸)であることをサチに話し、手紙を使って新藤をおびき出そうと提案。「君を守るためだ」という亮二の言葉にドキリとしたサチは、亮二に惹かれていく自分の気持ちに戸惑う。
 その頃、舜は捜査メモを提供した元刑事の宮部(浅野和之)に話を聞いていた。25年前、捜査員のほとんどが新藤を犯人だと確信する中で「君の親父さんが新藤を逃した」と信造(北大路欣也)を苦々しく非難する宮部。父の思わぬ過去に舜はショックを受ける。
 一方、清子と会った均は、志摩野(堺雅人)がサチの援助を申し出ていると告げ、未だサチを佐智絵だと思い込む清子に「記憶を封じ込めても事実は変わらない。佐智絵は殺された」と言い聞かせる。ぼう然とする清子に、封印されていた重大な記憶が蘇ろうとしていた。
 亮二が自宅に戻ると、舜が唯衣(相武紗季)を訪ねていた。亮二は佐智絵の手紙に新藤らしき男のことが書かれていたと舜に明かし、ニセの手紙で亮二を欺こうとした信造への疑惑をほのめかす。動揺する舜は「親父は刑事の仕事に誇りを持っている」と信造を庇って反発。尊敬する父への疑念に揺れる舜の思いを知り、唯衣は心を痛める。
 まもなく、衝撃的な記事が週刊誌に掲載された。25年前の事件の真相につながる手紙が存在するという内容で、亮二が富岡(谷原章介)に書かせたものだった。何のためにこんなことをするのかと詰め寄る舜に、亮二は「真相を掘り起こされると困る誰かさんを揺り動かすため」と意味深な言葉を口にする。
 そんな折、新藤からサチを呼び出す電話が入る。不安を覚えながらも指定された場所に向かうサチだったが…。

キャスト

郷田亮二 … 江口洋介
黒木 舜 … 稲垣吾郎
サチ … 広末涼子
郷田唯衣 … 相武紗季
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志摩野鷹也 … 堺 雅人
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富岡康志 … 谷原章介
秋本 了 … 佐々木蔵之介
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丸山慶太 … 小日向文世
葛城 均 … 大杉 漣
葛城清子 … 風吹ジュン
黒木信造 … 北大路欣也

スタッフ

■原作
 新津きよみ
 『トライアングル』(角川書店刊)

■脚本
 水橋文美江

■演出
 木内健人(5年D組)

■プロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)
 小寺健太(関西テレビ)

■音楽
 澤野弘之
 林 ゆうき

■制作
 関西テレビ

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