第11回 2009年3月17日(火)放送 あらすじ

終わらない愛と絆

 ようやく25年前の事件の犯人にたどり着いた亮二(江口洋介)は、その人物と対決すると信造(北大路欣也)に報告。そして、佐智絵、志摩野(堺雅人)、サチ(広末涼子)が殺された3つの事件は、同じ人物の犯行だと告げる。信造は、すでに捜査本部がその人物をサチ殺しの被疑者として追っていると言い、本部に先んじた亮二の危険な行動を止めようとする。だが亮二は「すべてを知りたい。25年前の真実を明らかにしたい」と訴え、自ら犯人と対峙させてほしいと頭を下げる。その悲痛な願いを受け止めた信造は、亮二が遺体の第一発見者だったことを掴めなかった不甲斐なさを詫び、真相に迫ろうとする亮二を送り出す。
 待ち合わせ場所のスタジアムにやって来た亮二に、舜(稲垣吾郎)から無線連絡が入る。「これ以上、犠牲者を出さないように」と信造に護衛を命じられ、現場に向かっているという舜は、そこに現れる犯人が誰であるかをすでに知らされていた。
 亮二に呼び出された均(大杉漣)がやってきた。均は亮二に問い詰められ、佐智絵が新藤(宅麻伸)の子ではないかと疑った事実を認めたが、それでも「娘を心から愛していた」と言い、佐智絵への憎しみを否定する。神経を張り詰めながら2人の会話を無線で聞いている舜は、護衛用に準備した拳銃を、意を決するように構える。
 緊迫したやりとりは続いていた。均は、亮二が見つけたという「犯人であることを示す重大な事実」とは何かと問う。その質問を遮り、「自ら罪を認めて欲しい」と告げた亮二は「葛城佐智絵を殺したのは、あなたですね?」と迫る。
 そんな2人を、離れた場所から狙う銃口があった。

キャスト

郷田亮二 … 江口洋介
黒木 舜 … 稲垣吾郎
サチ … 広末涼子
郷田唯衣 … 相武紗季
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志摩野鷹也 … 堺 雅人
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富岡康志 … 谷原章介
秋本 了 … 佐々木蔵之介
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丸山慶太 … 小日向文世
葛城 均 … 大杉 漣
葛城清子 … 風吹ジュン
黒木信造 … 北大路欣也

スタッフ

■原作
 新津きよみ
 『トライアングル』(角川書店刊)

■脚本
 水橋文美江

■演出
 三宅喜重

■プロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)
 小寺健太(関西テレビ)

■音楽
 澤野弘之
 林 ゆうき

■制作
 関西テレビ

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