2004年3月4日(木)放送 みどころ

#44 アリストテレス『形而上学』

カント、ニーチェ、サルトルなどの難解哲学を紹介してきた本番組。数学でいうところの微分積分に匹敵するような応用問題を扱っておきながら、実は、算数の足し算引き算ともいえる哲学の基本中の基本をお伝えしていなかった本の案内人が、ようやくアリストテレス「形而上学」を取り上げます。物事は良い方向へ向けて形を変化させていくという、難解哲学を通過してきた視点からは、非常にオメデタイ考えとしか思えない彼の思想を、芋、そば、麦が美味しいお酒に姿を変えるということで焼酎に喩えて紹介します。

<豆知識>
●世の中の学問の源を辿れば必ず突き当たる万学の祖といわれるアリストテレス。今、勉強・受験に頭を抱えている皆さん、原因はこの人にあります。
●最近は使うことは少なくなったが、昔の大人は「形而上学的にいえば」という言い回しをよく使っていて、「形而上学」は子供の頭脳では意味の推測すらできない恐ろしい単語の代名詞だった。かといって、大人になった今でも上手く説明できないんですが…。

キャスト

本の案内人:白井 晃
小さい男:石井正則
里枝:蒲生麻由
ナレーター:服部 潤

スタッフ

企画:小山薫堂
構成:河合秀仁
ディレクター:沼尾純也

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