5,000円札の肖像画の座を譲ろうとしている今、なぜかビジネス書の分野で解説書が多数発売されるなど、にわかに注目を浴び始めている新渡戸稲造「武士道」。今でも、日本といえば、出っ歯でメガネのスモウレスラーがブレードランナーな未来都市でブルース・リーとチャンバラする、というハチャメチャなイメージを持つ外国人がいる（かもしれない）というのに、日本について誤解・偏見あたりまえの明治時代に海外へ渡り日本人の精神文化ここにありと「武士道」を説いた本書を、「生魚はチョット…」というアメリカに新しい食文化として根付かせることに成功した日本食・寿司に喩えて紹介します。

＜豆知識＞
●既に三十路を越えたオッサンであった紹介文担当者は、アメリカ旅行中、通りがかりの少年達（とはいっても身長180cm前後）に「Hey,boy!」と話し掛けられたことがある。「武士道」的には、どう対応すれば良かったのでしょうか？