2004年2月12日(木)放送 みどころ

#41 スピノザ『エチカ』

日本での知名度はさておいて、ヨーロッパ諸国では「近代哲学には2つの流れがある。スピノザの影響を受けているか、いないかだ」と高く評される哲学者スピノザ、その彼の著作「エチカ」。哲学の命題をユークリッド幾何学の証明形式で説明していくという斬新な手法を用いた本書で彼が説いた考えが汎神論、大雑把に言い切ると、世の中のありとあらゆるものが神である、という主張。今回は、(スピノザ+汎神論)×2月12日放送=バレンタインデー、ということで、バレンタインデーで喩えます。と、ここまで露骨にバレンタインデーを前面に打ち出せば、番組宛に女性視聴者からチョコレートが届いたりするんではないかと思うスタッフたちであった。

<豆知識>
●ヨーロッパ文化圏で画期的な思想だった「全てのものが神」、日本人には昔から「八百万の神」という教えがあるので、その真価がわかりづらいかもしれない。
●「♪雪の降る夜は楽しいエチカ」というダジャレが出てくると思っていた方、残念でした、今回、そのネタ使ってません。

キャスト

本の案内人:白井 晃
小さい男:石井正則
里枝:蒲生麻由
ナレーター:服部 潤

スタッフ

企画・構成:小山薫堂
ディレクター:沼尾純也

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