ムチャなことに勇猛果敢に挑戦することの代名詞として有名なドン・キホーテ。
では、彼が挑んだムチャって何？と聞かれても、昨今は、あまりご存知ない方も多いようなので（実際に調査したところ、一番有名なエピソード「ロバにまたがり風車に突撃！」すら、知ってる人は少数派）、今回はセルバンテス著「ドン・キホーテ」を女性ファッション誌で喩えて紹介、という番組のアプローチ方法そのもの（もしくは、この番組自体）が、まさにドン・キホーテ的ではないかと思える今日この頃。

＜豆知識＞
●日本では「ドン・キホーテ」として知られる本作、原題は「EL INGENIOSO HIDALGO DON QUIJOTE DE LA MANCHA」（前編のタイトル）と長いタイトル。ドン・キホーテのことを「ラ・マンチャの男」と呼ぶのは、この原題から。
●社会的に冷遇され貧乏だったセルバンテス。むしろ他国での評価の方が遥かに高く、他国から「セルバンテス先生ともあろう方が、なぜ、あんな不遇な生活を送っているのですか？」とスペイン政府に問合せがあった際、「あの人は、あんなヒドイ生活してるから小説を書けるんですよ、アハハハ」と返答があった（らしい）。