我々凡人には窺い知ることのできないほど難解な哲学的思考を重ね続けた挙句「よくわからんことは黙っとけ」という元も子もない結論に達した哲学者ウィトゲンシュタイン。ある意味、哲学の極北ともいえる彼の思想を「宝くじ」に喩えます。喩えの肝は「獲らぬ狸の皮算用」、さりげなく予告の文章に潜り込ませていたんですが気づいてた人はいるんでしょうか？

＜豆知識＞
●「語りえないことには沈黙」の言葉通り、ウィトゲンシュタインは友人の部屋を訪れ、数時間、無言で思索に耽っていたことがあるそうです。
●小学校教師時代のウィトゲンシュタイン、かなり斬新な授業内容に親から不評。