2003年10月23日(木)放送 みどころ

#27 サンテグジュ・ペリ『星の王子さま』

タイトルを聞いても何の本だかわかならい本(というか、読んだところで何の本だかわからない)に囲まれた毎日に明け暮れる当番組スタッフ、彼らの頭の中によぎる独白「あぁ、何も考えずに一日を過ごしてた、子供の頃に戻りたい・・・」、今回のテーマは、子供の頃のピュアな心をいつまでも、でお馴染みの「星の王子さま」。世界的な大ベストセラーである本書を、郷愁を誘ってヒットを生んでいる昭和ビジネスに喩えて紹介。「『星の王子さま』、『少年のような心をもった大人の男性』どちらも女性に人気、ということは、これを見ればモテの秘訣が…」と思った貴兄、既に心が薄汚れています。

<豆知識>
●本書には、なんだか複雑な裏読み(登場するアレは当時の社会状況だったコレのメタファー(暗喩)だ、のような解釈)が各種存在する。が、そんなヨコシマな視点で、この本を読むこと自体が、この本のメッセージに反してるんじゃなかろうか?
●「『星の王子さま』? 三遊亭円楽師匠でしょ、『若竹』の」、「俺はエディ・マーフィーかと思った」という会話をした中年2人組は、少年のような心というよりも、どっかで時代が止まっているだけ。

キャスト

本の案内人:白井 晃
小さい男:石井正則
里枝:蒲生麻由
ナレーター:服部 潤

スタッフ

企画:小山薫堂
構成:内田ぼちぼち
ディレクター:沼尾純也

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