日本で最も有名な侍・宮本武蔵、でも日曜８時は『笑う犬の情熱』。
晩年の武蔵が剣術の心得を記し、「ファイブ・リングス」として海外でも名高い本にも関わらず、内容については案外知られていない「五輪書」を、『笑う犬の情熱』視聴者にもわかりやすく紹介します。
番組では、武蔵の唱えた剣術心得を一期一会の出会いに全てをかけた現代の武士（ウソです）バスガイドさんの接客術に喩えて紹介します。「この放送の影響で某大河ドラマに武蔵が刀の替わりにマイクを持って出てきたら面白いかも？」と思いましたが、そんなことは絶対に有り得ないので、安心して『笑う犬の情熱』をご覧下さい。

＜武蔵豆知識＞
●『五輪書』だけでなく、武蔵自体も、その実像を知られていない。我々が知ってるのは小説や講談で築かれた武蔵像で、調べれば調べるほど、意外な事実が出てくる（実際は、かなりショボくれた人生を送っていた模様）。その辺りを研究した書籍も多いので読んでみてはいかがでしょうか、『笑う犬の情熱』を見ながら。
●もし武蔵が今生きていたならば、その剣術で天下を獲ってということはない（確実に銃刀法違反＋傷害罪）だろうが、ビジネス講演会（二刀流ビジネス術など）やキャラクター使用料（バガボンド＋ＴＶドラマ）で相当な荒稼ぎをしていたに違いない。