第7回 2008年8月12日(火)放送 あらすじ

霊感母の恐怖

 占いを信じるなんて馬鹿らしいと公言する高村樹季(米倉涼子)が対面した保護者は、未来が見えるという藤巻類子(室井滋)だった。類子は、担任の甘粕七海(松木里菜)に3日後に迫った遠足で子供たちが熱さに苦しんでいる様子が見えたと日程変更を何度も要求していた。信憑性に欠けると受け流す樹季に、類子は親戚の離婚やスーパーの倒産も言い当てたと豪語し、日程を変えなければ娘の綾音(福原遥)は遠足を欠席させると断言。さらに、樹季に頭上に注意するようにと言い残し去っていく。過去にも似たような根拠のない訴えで被害をこうむっている事実に呆れる樹季だが、七海が好みのタイプの望月道夫(平岡祐太)はやけに熱心に助けを求め、三浦圭吾(佐々木蔵之介)も「何か見落としていることがあるのではないか?」と相変わらずの発言ばかり。そんな中、頭を机にぶつけたり、棚からお菓子の箱が落っこちてきたりが続いた樹季は「偶然」と笑い飛ばしながらも類子の言葉が頭をよぎり不安になる。
 後日、遠足の帰りのバスでクーラーが故障したことを聞きつけ予感は当たったと自信満々で学校にやってきた類子は、明日の登校時の校門付近に赤いものが飛び散っている様子が見えたと言い、警備体制の強化を依頼する。翌朝、人手不足のために通学路の警備に駆り出され、教員や保護者と共に校門で交通安全の旗を手にする樹季と望月の姿が。不満いっぱいの樹季の前に、ヘルメットとプロテクターを装着し、執拗に周囲を警戒しながら登校してくる類子と綾音が現れた。呆然とする樹季だが、道を渡ろうとした綾音に高校生の乗る自転車が突っ込んできた。とっさに綾音をかばい校門の塀に身を寄せた樹季。接触事故にならずに済んだが、樹季のスカートには塗りたてだった赤いペンキがべったりと付いた。予感は当たったと確信した類子は授業を休ませると言い、引き止める七海の声も聞かず、おとなしく従う綾音を連れて帰ってしまう。
 その後も「腹痛に苦しむ姿が見える」と給食を中断させたりと、類子の思い込みがエスカレートする中、ついにクラス替えを要求してきた。綾音がクラスメートの男子・剣持(大朏岳優)にいじめられているから、別のクラスに入れて欲しいという。連日の話し合いでも樹季や七海らの説得に耳を貸さない類子は、要求が通るまでは欠席させると綾音を連れて帰ろうとする。何か言いかけるも黙って類子についていく綾音。樹季は、綾音を見送る剣持が「あいつ、かわいそうなんだ」とつぶやいた言葉を聞き…。

キャスト

高村樹季 … 米倉涼子

望月道夫 … 平岡祐太

三浦圭吾 … 佐々木蔵之介

小山和明 … 温水洋一

時任昭雄 … 風見しんご
加藤和臣 … 眞島秀和
園部愛理 … 堀 まゆみ
相原エリサ … 大友みなみ
      ・
城山幸太郎 … 草刈正雄(特別出演)

田川龍之介 … 角野卓造

<第7話ゲスト出演>
藤巻類子 … 室井 滋

スタッフ

■脚本
 荒井修子

■演出
 城宝秀則

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 岩田祐二(共同テレビ)

■音楽
 本間勇輔

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