第4回 2008年7月22日(火)放送 あらすじ

息子を絶対医者にしろ!

 いつものように弁護士業務をこなしていく高村樹季(米倉涼子)は、ミスをした若いアソシエイト・松岡を厳しく叱咤する。そんな中、樹季はクラインアントの代議士に紹介され、病院を経営するエリート医師の江藤克己(哀川翔)と知り合う。
 ある日、望月道夫(平岡祐太)からのSOSを受け教育委員会へやってきた樹季は、子供に掃除をさせるなと訴える親や子供に奇抜な格好をさせるのを控えて欲しいというお願いをかたくなに拒否する親の対応をする。ぐったりとした樹季に望月はさらに個人的に相談したい事例があると申し出る。保護者がエリートだからエリートである樹季しか対応できないとのおだてに気を良くした樹季は引き受ける。望月と共に小学校へやってきた樹季は、頻繁に授業を見に来ているという保護者と対面。それは江藤だった。
 放課後、江藤と面談をするが、江藤は学校の教育レベルが低いと担任教師の寺田(少路勇介)の授業を批判。分数の教え方の甘さや漢字の書き順の違いを指摘していくが、樹季は江藤に同調するばかりだ。教育委員会に戻り、望月が責めると樹季は江藤の言うことは正論だと突っぱねる。一方、小山和明(温水洋一)は江藤の名前を聞いて動揺する。
 後日、江藤の病院に人間ドックにやってきた樹季は、江藤が病院の若い医師のミスも許さず厳しい姿勢を貫いていることでますます同調するが、息子の成績が上がらないのは寺田のせいだと断言したのには思わず閉口してしまう。
 その後も江藤の授業監視は続き、クラスでは江藤が現れると生徒たちのテンションが下がるようになる。そんなある日、教育委員会にやってきた江藤は息子に図工の授業の代わりに計算ドリルをやらせるように要望してきた。三浦圭吾(佐々木蔵之介)が図工も重要な授業であると説明するも、医師を目指す息子に図工は必要ないと江藤は聞く耳を持たない。そんな江藤に樹季が違和感を感じ始めていた矢先、松岡から退職依頼のメールが届いた。一方、学校では江藤が寺田を呼び出し、テストのように問題を解かせていた。制限時間内に問題の解けない寺田を責め、大量の問題集を渡す江藤。すっかり元気をなくした寺田は学校を休んでしまい、教育委員会にやってくると自分は教師を続ける資格がないと肩を落とす。すると小山が「江藤さんが厳しいのは自分のせいなんです」と頭を下げ、8年前の出来事を話し始める…。

キャスト

高村樹季 … 米倉涼子

望月道夫 … 平岡祐太

三浦圭吾 … 佐々木蔵之介

小山和明 … 温水洋一

時任昭雄 … 風見しんご
加藤和臣 … 眞島秀和
園部愛理 … 堀 まゆみ
相原エリサ … 大友みなみ
     ・
城山幸太郎 … 草刈正雄(特別出演)

田川龍之介 … 角野卓造

<第4話ゲスト出演>
江藤克己 … 哀川 翔

スタッフ

■脚本
 荒井修子

■演出
 小林義則

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 岩田祐二(共同テレビ)

■音楽
 本間勇輔

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