第3回 2008年7月15日(火)放送 あらすじ

給食費は払わない

 高村樹季(米倉涼子)は、望月道夫(平岡祐太)と共に給食費未納問題を扱うことになった。訪ねた小学校で子供たちと給食を食べるはめになった樹季は、「給食が大好き」とおいしそうに食べる生徒の寺本優斗(松井瑛介)と仲良くなる。その頃、給食費を払っている保護者から払っていない人や学校の対応の抗議を受けていた校長は、樹季に未納率ゼロを目指すため、未納している保護者と会ってほしいと依頼する。取立てのような仕事に不満げな樹季だが、望月になだめられ、各家庭を回る学年主任の小西(杏野さや)に渋々と同行することに。
 最初に向かった富永家では、母親のみゆき(MEGUMI)が対応。うっかり忘れていたというみゆきは、今は持ち合わせがないから明日振り込むと約束をする。あっさりと解決したことに喜ぶ樹季だが、入れ替わりで来た宅配ピザ屋にみゆきが代金を支払っているのを見て閉口してしまう。次に行った森本家では、給食制度に反対だからと払わない言い訳を並べる母親と対面。最後に訪ねた寺本家は留守だった。母親の香代(奥貫薫)は学校行事に積極的に参加する保護者で、昨年までは給食費も払っていたという。未納の理由がわからず首をひねる小西。家では、居留守を使っている香代が樹季らの様子を息を殺してうかがっていた。収穫なしの結果にぐったりする樹季。弁護士と教育委員会の仕事の両立で過労気味だった樹季は、帰りに立ち寄った公園でそのまま気を失ってしまう。
 翌日、大事をとって家で休養していた樹季の元へ望月が訪ねてきた。望月は樹季のために食事を作ってやる。書類を渡すために樹季の部屋にやってきたアソシエイトの園部愛理(堀まゆみ)はその光景に驚く。同じ頃、小西は給食費が振り込まれていないことでみゆきに電話をしていた。夫・伸之(東幹久)とパチンコ店にいたみゆきは適当に受け流してさっさと電話を切ってしまう。続いて電話した香代は電話に出なかった。
 数日後、やはりみゆきからの振り込みはないままだ。話をするために再び小西と富永家に向かった樹季と望月。樹季は警戒心を抱かせないために弁護士であることは伏せてみゆきと伸之と対峙する。「義務教育なのにお金を取るのはおかしい」「給食を出してくれとは頼んでない」「給食がまずい」など屁理屈を並べたてる伸之とみゆきに怒りを募らせる樹季。結局、支払いの約束がとれないまま家を後にする。
 続いて行った寺本家は灯りがついてるにもかかわらず応答がない。つい寺本家の前で「親なら払いなさいよ!」と毒づいてしまった樹季は、自分たちをにらんでいる優斗に気づく。後日、小学校へ来ていた樹季は寺本優斗からサッカーボールをぶつけられた。さらに「鬼ババァ!」と言い放ち走り去る優斗の姿が樹季は気にかかる。そして今度は、富永夫妻が樹季のもとへ乗り込んできて…!

キャスト

高村樹季 … 米倉涼子

望月道夫 … 平岡祐太

三浦圭吾 … 佐々木蔵之介

小山和明 … 温水洋一

時任昭雄 … 風見しんご
加藤和臣 … 眞島秀和
園部愛理 … 堀 まゆみ
相原エリサ … 大友みなみ
      ・
城山幸太郎 … 草刈正雄(特別出演)

田川龍之介 … 角野卓造

<第3話ゲスト出演>
富永伸之 … 東 幹久
富永みゆき … MEGUMI

スタッフ

■脚本
 荒井修子

■演出
 小林義則

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 岩田祐二(共同テレビ)

■音楽
 本間勇輔

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