第11回 2004年12月14日(火)放送 あらすじ

#11 卒業写真に秘めた想い

 たか子(ミムラ)のクラスでは、生徒たちの進路が次々と決まりつつあった。受験組は、桜木(瑛太)、順平(平岡祐太)、根本(遠藤雄弥)の3人。由布子(須藤理沙)は美容師、えり(朝比奈えり)は栄養士を目指し、それぞれ専門学校に進むことになっていた。就職組も続々と内定を取り付けていたが、その中でただ一人、就職先が決まっていなかったのは小山田(山崎樹範)だ。由布子にプロポーズした小山田は、美容師になりたいという彼女の夢を支え、由布子の息子・数馬(佐藤和也)の父親にふさわしい男になろうと、必死に就職活動を続けていたのだ。
 国見(浅野ゆう子)や矢部(山本太郎)も、そんな小山田のことを心配していた。椎名(原田泰造)は、小山田のためにパソコンで就職情報を探すたか子を手伝おうとした。しかし、たか子は、4月から明青高校で教鞭を取ることが決まった椎名が安心して三葉学園を去ることが出来るようにという思いもあって、彼の申し出を断り、一人で作業を続ける。
 そんなある日、たか子は、小山田が面接を受けたある大手食品会社に電話を入れた。すると、先方の担当者から、おそらく良い返事が出来るだろう、という返事が返ってきた。するとたか子は、先方から口止めされていたにもかかわらず、それを小山田に伝えてしまう。小山田が、落ち込むあまり由布子との結婚まで諦めると言い出したからだった。小山田は有頂天になってそれをクラスメートに言いふらし、同時に、由布子と結婚することを皆に報告する。
 あくる日、教室にやってきた小山田は、たか子に怒りをぶつけた。担当者から電話があり、面接に落ちたことを伝えられたというのだ。がっくりと肩を落とす小山田に、たか子は困惑を隠せない。由布子は、そんな小山田の態度を非難し、自分と数馬の存在が重荷になるのなら結婚したくない、と言い放ち…。

キャスト

ミムラ
原田泰造
瑛太
須藤理彩
山本太郎
木内晶子
平岡祐太
黒木メイサ
市毛良枝
泉谷しげる
小日向文世
浅野ゆう子

スタッフ

■脚本
 相沢友子
■企画
 石原 隆
 杉尾敦弘
■プロデューサー
 高橋萬彦
■演出
 木下高男
■音楽
 住友紀人
■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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