第4回 2007年7月21日(土)放送 あらすじ

 視聴覚室に呼び出された椎葉歩(北乃きい)は、安西愛海(福田沙紀)らに佐古克己(細田よしひこ)に脅されていたことを訴えるが信じてもらえない。怒った愛海は針を手に歩に近づき…。
 愛海たちは歩が克己を奪ったと話を広め、戻ってきた歩はクラス中の冷たい視線を浴びながら席につく。同じ頃、職員室では視聴覚室で針が問題になっていた。戸田和佳絵(瀬戸朝香)は視聴覚室から走り去る歩を見ながらも口を閉ざし、平岡正子(酒井美紀)は見覚えのある犬のぬいぐるみに不安を感じる。授業が始まり、歩が教科書を見るとそこには一面にいたずら書きがされていた。そして生徒間に「次は椎葉」とメモが回っていた。
 翌日、登校してきた歩が机に手をつくと接着剤が塗られていた。驚き立ち上がろうとするが、イスにも塗られていてイスとスカートがくっついて離れない。さらに、お弁当を机にばら撒かれたり、教科書をゴミ箱に捨てられたりと愛海たちのいじめは翌日も続く。そんな中、廊下で1人歩いている歩に克己が話しかけてきた。歩は克己につめよりデジカメを奪うと床に叩き付けるが、そこに愛海たちが駆けつける。歩が走り去ると、克己は愛海を傷つけると脅されていたと訴え、怒ったみどり(末永遥)らは歩を追いかける。保健室に駆け込みその場はなんとか逃げ切った歩だが、トイレに入ると上からトイレットペーパーや水が降ってきた。その後も教室へ行くと黒板に中傷文が書かれていて必死で消す歩の後ろからゴミを投げつけられる。さらにスプレー缶を髪に吹き付けられて全身汚れていく歩を、画集に目を落としたままの薗田優樹(北条隆博)以外のクラスメートは笑って見ているだけだ。いたたまれず教室を飛び出す歩。遅れて学校へ来た羽鳥未来(関めぐみ)は校門で歩とぶつかりその格好に驚き声をかけるが、歩は何も言わず涙目で走っていく。呆然と駅のベンチに座っていた歩はいじめのこと、克己のこと、そして夕子(大沢あかね)のことを思い出していた。やがてホームに入ってくる電車を見た歩はふらっと立ち上がり…。

キャスト

椎葉 歩 … 北乃きい
安西愛海 … 福田沙紀
佐古克己 … 細田よしひこ
廣瀬倫子 … 星井七瀬
薗田優樹 … 北条隆博
羽鳥未来 … 関 めぐみ
平岡正子 … 酒井美紀
戸田和佳絵 … 瀬戸朝香
椎葉文子 … 真矢みき

スタッフ

■原作
 すえのぶけいこ
 「ライフ」(講談社「別冊フレンド」)

■脚本
 根津理香

■演出
 谷村政樹

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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