第3回 2008年4月24日(木)放送 あらすじ

命を削る想い

 美知留(長澤まさみ)は、モトクロスの大会で転倒し、病院に搬送された瑠可(上野樹里)に付き添っていた。そこにやってきた宗佑(錦戸亮)は、誰もいない病室に美知留を連れ出すと、帰宅時間を守らなかった彼女を責め、暴力を振るった。トイレに立った際に偶然その現場を目撃してしまった瑠可は、美知留を庇い、宗佑の前に立ちはだかった。ほどなく、瑠可の戻りが遅いことを心配したタケル(瑛太)もやってきた。異変を感じ、イスを持ったまま立ち尽くす宗佑の腕を押さえつけるタケル。瑠可は、何故暴力を振るったのか、と宗佑を責めた。すると宗佑は、ふざけていてイスが倒れただけだ、などと答える。
 退院してタケルとともにシェアハウスに戻った瑠可は、エリ(水川あさみ)や友彦(山崎樹範)に病院での出来事を報告した。瑠可は、美知留のことを放っておけない、と思いつめていた。
 別の日、瑠可は、美知留が働く美容院を訪ね、ランチを共にする。そこで、美知留に宗佑の話を切り出す瑠可。それに対して美知留は、一緒に暮らしていればケンカをすることもあるのだからたいしたことではない、と答えた。だが、酒を飲んでは暴力を振るっていた美知留の父親の話を瑠可に持ち出されると、宗佑は自分のことを大事にしてくれている、とムキになってしまう。いままで人から愛されていると感じたことがなかったが、宗佑からは愛されていると感じる、というのだ。そんな美知留の言葉を聞いていた瑠可は、それ以上美知留に何かを言うのを諦め、ランチ代を置いて店を出て行ってしまう。
 そんな折、店長の小百合(蘭香レア)から担当の客を持たされるようになった美知留は、男性客からの指名を受ける。美知留は、男性客の髪は切らない、という宗佑との約束を思い出して一瞬戸惑うが、意を決してそれを引き受けた。
 その夜、美知留と宗佑は、夕食を共にする。そこで宗佑から仕事のことを尋ねられた美知留は、嘘をつき通すことができず、仕事なのだから断れない、と涙ながらに訴えた。すると宗佑は、自分と客のどちらが大事なのか、と美知留に詰め寄り…。

キャスト

長澤まさみ
上野樹里
瑛太
水川あさみ
山崎樹範
西原亜希
  *
倍賞美津子
  *
錦戸 亮

スタッフ

■脚本
 浅野妙子

■演出
 加藤裕将

■プロデュース
 中野利幸(フジテレビドラマ制作センター)

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビ

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