第9回 2003年8月26日(火)放送 あらすじ

#9 対決!ゴミ戦争

 選挙の告示まであと1週間と迫ったのに、まだ百万円の供託金が用意できない。
 第一秘書の猿渡(マギー)が責任を感じて落ち込んでいると、おいしい話がやってきた。ばったり出くわした旧友から株のインサイダー取引をもちかけられ、20万円あれば数日で80万円にあがるのは確実という言葉に猿渡は決意した。
 一方、国光(押尾 学)は、求人広告で見つけたバイトを始めた。不要品を町はずれの廃品処理場に運んでいると、ゴミの山を苦々しげに見ている老人がいた。国光は知らなかったが、その老人の名前は水島(八名信夫)。坂上(大杉 漣)の父親の親友であり、豊富な財力と人脈をもつ地元の有力者だった。
 高明(古田新太)は水島に坂上への支援を取りつけようとする。しかし、以前に五木田市長(斉藤 暁)の悪政に裏切られたため、政治家を信用しようとしない。4年前、土地を市に売却したところ、五木田市長(斉藤 暁)はそこに、廃品処理場を作った。運ばれてくるのは東京のゴミの山。この町を汚されたことに怒り、政治家を信用しなくなったのだ。不破(佐々木蔵之介)も秘書の由貴(滝沢沙織)を連れて水島の前に現れた。「私なら必ずこの町を変えることができます」。もし不破が水島の支援をとりつけるようなことがあれば…。高明は胸騒ぎを覚えた。
 「金の心配ならもう必要ありませんよ」一同の前で胸を張っていた猿渡が、佐和(伊東美咲)からの電話に絶句した。「あの男、証券詐欺で指名手配されているんです」。なけなしのお金をだまし取られたショックで、猿渡は行方をくらましてしまった。
 「坂上先生のみこし一緒にかついでくれねぇか」。国光(押尾 学)も水島に直談判するが、水島は百万を国光の前に放り、やっかい払いしようとした。「こんな金はいらねぇ!」。憤慨した国光は札束を叩き返した。
 「バカ野郎!せっかく金出してもらったのに」。高明は悔しがったが、国光はちゃんと心のこもった金で坂上を立候補させたかったのだ。供託金の締め切りまであとわずかしかない。考えに考えた末、国光は廃品処理場に出向き、ビデオや自転車をあさっていた—。深夜になって猿渡がやってきた。「第一秘書の心意気、見せてやる」。2人は汗まみれになって黙々と作業を続けた。

キャスト

武藤国光(24) … 押尾 学
佐和真澄(25) … 伊東美咲
不破俊一(33) … 佐々木蔵之介
吉長小百合(24)… 吉岡美穂
坂上明日香(21)… 上原美佐
由良桃絵(34) … 横山めぐみ
坂上竜馬(50) … 大杉 漣
 ほか

スタッフ

■原 作
 安童夕馬
■漫 画
 朝基まさし
 講談社「週刊少年マガジン」
 (好評連載中)
 講談社コミック
 (1~13巻 好評発売中)
■脚 本
 大石哲也
■プロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)
 和田豊彦(AVEC)
■アソシエイトプロデューサー
 長部聡介(フジテレビ)
■演 出
 赤羽 博(AVEC)
 中島 悟(AVEC)
■制 作
 関西テレビ放送
 AVEC

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