第4回 2003年7月22日(火)放送 あらすじ

#4 涙!感動の結末

 生徒会長選挙の投票日まで1週間。御手洗(池田 仁)を見るために飼育小屋にやって来る生徒たちが増えてきた。とはいえ父親で市長の五木田(斉藤 暁)から渡された金で買収を進める守(土肥優真)は楽勝気分だが、不破(佐々木蔵之介)は慎重だった。守は学校移転のメリットを訴えていく作戦にでた。学校が移転すれば、無料のカフェを作り、人気ミュージシャンのコンサートを開催するようはたらきかけるというでまかせの公約だ。
 御手洗陣営は対抗上、学校を移転しないメリットを訴えなければならないが、仲間の前でも口ごもるばかり。そんな最中、国光と小百合(吉岡美穂)は捨てられた守のビラを拾っている御手洗に気づいた。「お人好しだな」。国光が呆れつつも手伝ってやると御手洗は打ち明けた。「僕、この学校が好きなんだ」。メリットなんか必要ない。「それで十分じゃねえか」。
 支持率に変化が現れた。過剰にまかれた守のビラに生徒たちが反感の声を上げたのだった。これにあせった守陣営が公開討論会を申し入れてきた。御手洗に傾きはじめた流れを一気に変えるつもりだ。御手洗はしゃべるのが苦手だし、守にイジメられていた過去がある。とても勝ち目はない。「いや、この勝負受けるぞ」。国光の言葉に御手洗本人だけでなく、晋作(柳楽優弥)たち生徒も驚いた。「負けたっていいじゃないか。そこからまたはい上がって本番にのぞめばいい」。
 国光は佐和(伊東美咲)に生徒会長選挙を記事にしてくれるよう頼んだ。「今すごく大きな事件を追いかけてるの。そんな暇ないわ」。学校の移転先に大型スーパーの出店が決まっていたが、その土地取引をめぐって五木田市長のカゲが見え隠れしていたのだ。佐和としてはこのスクープを手にしたいのだ。
 討論会当日。余裕たっぷりの守に対して、御手洗は緊張のあまり顔面そう白。
 守はカメラに向かって弁舌鮮やかに学校移転のメリットを並べた。続いて御手洗。「行政の不透明な都合で移転することが本当に必要なんでしょうか」。実はこれ、直前に心配のあまり晋作がつくったマニュアルを読んだだけ。守はすかさず「それはどういう意味ですか?」。御手洗は絶句してしまった─。

キャスト

武藤国光(24) … 押尾 学
佐和真澄(25) … 伊東美咲
不破俊一(33) … 佐々木蔵之介
吉長小百合(24)… 吉岡美穂
坂上明日香(21)… 上原美佐
由良桃絵(34) … 横山めぐみ
坂上竜馬(50) … 大杉 漣
 ほか

スタッフ

■原 作
 安童夕馬
■漫 画
 朝基まさし
 講談社「週刊少年マガジン」
 (好評連載中)
 講談社コミック
 (1~13巻 好評発売中)
■脚 本
 大石哲也
■プロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)
 和田豊彦(AVEC)
■アソシエイトプロデューサー
 長部聡介(フジテレビ)
■演 出
 赤羽 博(AVEC)
 中島 悟(AVEC)
■制 作
 関西テレビ放送
 AVEC

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