恋におちたら~僕の成功の秘密~
ヒルズの秘密
とある高級ホテルの喫茶室では、フロンティア社長の高柳徹(堤真一)が、東條栄一(山本圭)と会っていた。東條は、自分が癌に侵され余命いくばくもないことを語り、多額の負債を抱える自社『東條貿易』を『フロンティア』に救って欲しいと高柳に頭を下げる。そんな2人を森村誠二(入江雅人)が見ていた。
一方、給料は出たものの借金返済のため鈴木島男(草なぎ剛)とまり子(木村佳乃)の生活は苦しい。間もなく、家も明け渡さなければならないが、島男には身を寄せるあてもなかった。そこに安藤龍太(山本耕史)が現れる。龍太は、鈴木家を伺っていたサラリーマン風の不審な男がいたと報告。まり子は、あわてて外へ飛び出すが既に男の姿はなかった。
その頃、森村は山本(阿南健治)に高柳と東條の話をリーク。自社を買収されて高柳を恨んでいる森村は、20年以上前に倒産した高柳の父の会社も調べれば、面白い記事に出来るのではと山本を促す。
『フロンティア』の経営会議で、高柳は『東條貿易』の買収を議題に。桐野七海(和久井映見)や神谷陸(谷原章介)、宮沢修(鈴木浩介)たちは、買収にはメリットが見えないと大反対するが、高柳の考えは変わらない。反対する社員たちを尻目に、高柳は買収担当を島男に、七海をサポートにつけた。
高柳の様子がおかしいと感じた神谷は会議が終わると、宮沢に『東條貿易』の調査を命じた。島男も高柳の変化を七海に話す。だが、七海は人のことより自分のことだと島男に告げる。島男はM&Aについて、一から勉強しなくてはならないのだ。
高柳は白川香織(松下奈緒)と藤井裕美(滝沢沙織)を連れて、東條の屋敷に赴く。実は、東條は高柳の父とは無二の親友で、東條の屋敷は高柳の父から買い取ったものだった。そして、東條は高柳の父の会社が倒産したときも、何かと面倒を見てくれた恩人だった。懐かしそうに家の中を見回す高柳に、東條は渡したいものがあると古い8ミリカメラを渡す。それは、高柳の父が家を出る時に忘れたものだった。カメラを受け取った高柳は、東條に会社を引き取ることを伝える。
M&Aを勉強する島男は、やはり高柳に抱いた疑念を拭えず、高柳のマンションに出かけ『東條貿易』の真意を尋ねる。高柳は、昔、会社を倒産させてしまった父を面倒見てくれた東條に恩返しがしたいだけだと答えた。
家に帰っても、島男はまだ腑に落ちない。だが、島男はまり子から、高柳も人の子だと言われ、持っていた疑念を拭い去る。
翌日、タブロイド紙に『フロンティア』の『東條貿易』買収計画がすっぱ抜かれた。山本の記事だ。高柳はすぐさま会見を開くが、父と東條の過去に山本が質問を向けると切り上げてしまう。満足いかない会見、不利な買収に『フロンティア』の株価は急降下を始める。『フロンティア』社員たちのみならず、『東條貿易』の組合員たちから突き上げを食らっても、計画を変えようとしない高柳に、島男は誠心誠意尽くそうと決心して…。
一方、給料は出たものの借金返済のため鈴木島男(草なぎ剛)とまり子(木村佳乃)の生活は苦しい。間もなく、家も明け渡さなければならないが、島男には身を寄せるあてもなかった。そこに安藤龍太(山本耕史)が現れる。龍太は、鈴木家を伺っていたサラリーマン風の不審な男がいたと報告。まり子は、あわてて外へ飛び出すが既に男の姿はなかった。
その頃、森村は山本(阿南健治)に高柳と東條の話をリーク。自社を買収されて高柳を恨んでいる森村は、20年以上前に倒産した高柳の父の会社も調べれば、面白い記事に出来るのではと山本を促す。
『フロンティア』の経営会議で、高柳は『東條貿易』の買収を議題に。桐野七海(和久井映見)や神谷陸(谷原章介)、宮沢修(鈴木浩介)たちは、買収にはメリットが見えないと大反対するが、高柳の考えは変わらない。反対する社員たちを尻目に、高柳は買収担当を島男に、七海をサポートにつけた。
高柳の様子がおかしいと感じた神谷は会議が終わると、宮沢に『東條貿易』の調査を命じた。島男も高柳の変化を七海に話す。だが、七海は人のことより自分のことだと島男に告げる。島男はM&Aについて、一から勉強しなくてはならないのだ。
高柳は白川香織(松下奈緒)と藤井裕美(滝沢沙織)を連れて、東條の屋敷に赴く。実は、東條は高柳の父とは無二の親友で、東條の屋敷は高柳の父から買い取ったものだった。そして、東條は高柳の父の会社が倒産したときも、何かと面倒を見てくれた恩人だった。懐かしそうに家の中を見回す高柳に、東條は渡したいものがあると古い8ミリカメラを渡す。それは、高柳の父が家を出る時に忘れたものだった。カメラを受け取った高柳は、東條に会社を引き取ることを伝える。
M&Aを勉強する島男は、やはり高柳に抱いた疑念を拭えず、高柳のマンションに出かけ『東條貿易』の真意を尋ねる。高柳は、昔、会社を倒産させてしまった父を面倒見てくれた東條に恩返しがしたいだけだと答えた。
家に帰っても、島男はまだ腑に落ちない。だが、島男はまり子から、高柳も人の子だと言われ、持っていた疑念を拭い去る。
翌日、タブロイド紙に『フロンティア』の『東條貿易』買収計画がすっぱ抜かれた。山本の記事だ。高柳はすぐさま会見を開くが、父と東條の過去に山本が質問を向けると切り上げてしまう。満足いかない会見、不利な買収に『フロンティア』の株価は急降下を始める。『フロンティア』社員たちのみならず、『東條貿易』の組合員たちから突き上げを食らっても、計画を変えようとしない高柳に、島男は誠心誠意尽くそうと決心して…。