恋におちたら~僕の成功の秘密~

第3回 2005年4月28日(木)放送 あらすじ

ヒルズの成功とは

 鈴木島男(草なぎ剛)の歓迎会が高柳徹(堤真一)のマンションで行われる日、島男は、桐野七海(和久井映見)に高級ブティックでスーツを買ってもらう。100万円以上もするスーツを買い与える七海に申し訳なさを感じる島男だが、七海はこれも高柳のためだと告げる。そして島男は、七海にあつらえてもらったスーツを身に着け、妹のまり子(木村佳乃)と高柳のマンションを訪れた。高柳から次々に重要な取引先の人物を紹介される島男。そして七海は、まり子に白川香織(松下奈緒)を紹介。まり子は、香織という名に、彼女こそが島男の寝言に聞いた女性だと知る。
 翌日、経営事業部では宮沢修(鈴木浩介)が神谷陸(谷原章介)に、和菓子屋「清川堂」がネットショップへの参入に応じてくれないと報告していた。神谷は、この仕事を島男に引き継がせることに決める。そんな神谷の思いつきに高柳は興味を示した。
 その頃、高柳は「小倉ホテル」を買収しようと、現ホテル経営者の小倉男爵(藤村俊二)と会っていた。話し合いによる友好的買収をめざす高柳だが、小倉は応じない。なんとかホテルを売却させようとする高柳だが、小倉から売らない本当の理由を聞き…。
 一方、和菓子屋「清川堂」の仕事を任された島男が店を訪ねると、店主の清川正(小市慢太郎)がスーツ姿の男を追い返していた。直後に店に入った島男に清川は、先ほどの男はデパートの営業マンで「清川堂」に出店して欲しいと毎日通ってくるので迷惑していると言う。島男が出店拒否の理由を聞くと、商品はすべて自分の手作りのため、店で売る分が精一杯なのだと告げる。そして、自分の店の和菓子を持ってくる清川。甘いものが苦手な島男だが、そのあまりの美味しさに目を見張る。しかし、島男が、自分は「フロンティア」の者だと自己紹介すると、清川は即座に島男も追い返す。会社に戻った島男は、高柳に「清川堂」の仕事が苦戦していると報告。高柳は「金はいくら積んでもいい」と、島男に金で清川の心を動かすよう促す。
 会社を出た島男は、香織と出会う。最近、島男が自分を避けているのではないかと問う香織。島男は、避けてはいないが香織と自分では住む世界が違うと答える。自分にかまわないで欲しいと言い放つ島男に、香織は切れて、スペインバル「リオハ」へ。一方、島男も友人の安藤龍太(山本耕史)と居酒屋で飲み、香織への不満を漏らす。
 島男は頻繁に「清川堂」へ通うのだが、清川はネットショップ出店には一向に応じない。そんな時、島男は清川の息子、大介(深澤嵐)と出会う。
 その夜、島男は夕食時に、まり子と、龍太に「清川堂」の仕事がうまくいっていないことを話す。清川には職人のこだわりがあるのではないかと龍太に言われた島男は、翌日、和菓子屋を巡る。しかし、どの店の和菓子も「清川堂」の美味しさにはかなわない。島男は、七海に休暇を申し入れ、自宅近所の和菓子屋に弟子入りする。

キャスト

鈴木島男(28) … 草なぎ 剛
高柳 徹(38) … 堤 真一

白川香織(24) … 松下奈緒
鈴木まり子(26) … 木村佳乃
安藤龍太(28) … 山本耕史
神谷 陸(30) … 谷原章介
星野守子(24) … 佐藤江梨子
藤井裕美(24) … 滝沢沙織
宮沢 修(29) … 鈴木浩介

豊田 久(50) … 金田明夫
清川 正(40) … 小市慢太郎
小倉男爵(70) … 藤村俊二

桐野七海(33) … 和久井映見

 ほか

スタッフ

■脚本
 佐藤嗣麻子

■プロデュース
 現王園佳正

■アソシエイトプロデューサー
 石原 隆

■演出
 成田 岳

■音楽
 佐橋俊彦

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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