第8回 2007年11月29日(木)放送 あらすじ

絶対に許せない麻酔医!!

 北洋病院へ1人の少年の患者が来る。その患者の両親が朝田龍太郎(坂口憲二)の腕を頼って来たのだ。患者、黒田智樹(本郷奏多)の父、俊彦(野村宏伸)は医療裁判を扱う弁護士で、かつて智樹が麻酔科医のミスで低酸素脳症になってしまったことを悔やみ、手術スタッフには敏感になっていると話す。朝田とともに、話を聞いていた藤吉圭介(佐々木蔵之介)は、スタッフを事前に知らせることを約束する。俊彦と妻の早苗(中込佐知子)が話を終えて帰ろうとすると、廊下で小高七海(大塚寧々)に出くわしたそのとき、小高と俊彦の顔色が変わった。
 その頃、野口賢雄(岸部一徳)は、意気揚々と鬼頭笙子(夏木マリ)に心臓移植関連学会協議会のメンバーが明真大学付属病院に来て、移植実施施設にふさわしいかどうかを決めるサイトビジットの日程が決まったことを報告。鬼頭は、認定後のオペスケジュールを調整したいのだが、野口はとにかく認定施設となることだけが頭にある様子。
 一方、外山誠二(高橋一生)が朝田のチームに入ったことで伊集院登(小池徹平)は自信を失いつつあった。朝田のみならず、外山の高い技術を目の前で見せつけられたためだ。
 俊彦は、小高をオペに加えるようなら智樹を他の病院で診てもらうと、朝田、藤吉に執拗に迫る。藤吉が理由を尋ねると、俊彦は小高が智樹の母親だと話し始めた。
 俊彦は、小高がまだ学生のころに結婚。小高は智樹を出産するが、麻酔科医として多忙になると育児どころか寝る間もなくなった。折りしも智樹の誕生日。早く帰ると約束した小高だが、緊急オペが入って帰れなくなってしまった。ひとり小高の帰りを待っていた智樹は喘息の重積発作を起こして発見した俊彦によって病院に運ばれる。その病院の麻酔医のミスで、俊彦が低酸素脳症に陥り、以降片半身がまひしてしまったのだ。以来、俊彦は、小高を恨んでいたのだ。そしてそのときのリハビリの先生が今の妻、早苗なのだと言う。
 そんな夜、イーグルパートナーズ社で経過報告する片岡一美(内田有紀)は、上司から北洋の案件を詰めるよう責められる。苛立ちながら部屋を辞した片岡の前に、善田秀樹(志賀廣太郎)が、北洋はつぶさせないと立ちふさがった。相手にしようとしない片岡に、善田は、あることを告げる。
 智樹の手術が始まった。俊彦との約束通り、小高は外され見学室にいたが…。

キャスト

朝田龍太郎 … 坂口憲二
片岡一美 … 内田有紀
伊集院登 … 小池徹平
小高七海 … 大塚寧々
荒瀬門次 … 阿部サダヲ
木原毅彦 … 池田鉄洋
松平幸太朗 … 佐藤二朗
善田秀樹 … 志賀廣太郎
黒田俊彦 … 野村宏伸
黒田智樹 … 本郷奏多
藤吉圭介 … 佐々木蔵之介
鬼頭笙子 … 夏木マリ
野口賢雄 … 岸部一徳

ほか

スタッフ

■原作
 乃木坂太郎
 「医龍〜Team Medical Dragon〜」
 (小学館刊 ビッグコミックスペリオール)

■原案
 永井 明

■取材協力
 吉沼美恵

■脚本
 林 宏司

■プロデューサー
 長部聡介
 三竿玲子

■演出
 水田成英

■音楽
 澤野弘之
 河野 伸

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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