第5回 2007年11月8日(木)放送 あらすじ

決行!!運命の無輸血手術

 朝田龍太郎(坂口憲二)を信用して北洋病院に入院した緒方美羽(黒川智花)。だが、美羽が政治家、恩田哲三(竜雷太)の娘と知った片岡一美(内田有紀)と野口賢雄(岸部一徳)は、彼女を明真大学付属病院に転院させてしまう。鬼頭笙子(夏木マリ)のチームに手術させようとしたのだが、美羽の血液が極めて希少な型と判明。危険をはらむ手術に野口は頭を抱える。ところが、美羽が朝田のもとに行こうと、明真を抜け出し北洋病院の前で倒れた。すぐさま、緊急オペとなるのだが…。
 明真では、野口が恩田に美羽の状況を電話で説明。野口は、美羽の手術は北洋に任せるしかないと伝える。野口にしてみれば、上手く厄介払いができたというところ。
 北洋では手術の準備が進む。重大な手術に野村博人(中村靖日)は怖じ気づく。藤吉圭介(佐々木蔵之介)は美羽と同型の血液を必死に探すが、見つからない。そんな時、麻酔医が美羽と同じ血液の患者を手術した教授を思い出す。その教授は伊集院登(小池徹平)が知っていた。朝田と藤吉は、伊集院に教授に連絡して患者を紹介してもらい、血液を確保してくるよう指示。伊集院は、その門脇という患者の家へと急ぐ。
 しかし、血液の到着を待つ余裕はない。一方では朝田が、外山誠二(高橋一生)を助手に美羽のオペ開始を宣言。しかも、輸血が出来ないため、血液の循環を止めての手術だ。循環停止できるのは40分が限度。朝田は、40分で全てを終わらせると言うのだが、外山にはとても信じられない。それでも、やらなければならないという朝田の強い意志のもと、手術がスタート。朝田は、驚愕のスピードで手術を進めるのだが、途中、重大な問題が発生。美羽の患部が術前検査よりも拡大していたのだ。これでは、とても40分では終わらない。だが、朝田は決してあきらめなかった。
 その頃、善田秀樹(志賀廣太郎)がようやく美羽と同型の血液を探し当てた。400ccとわずかではあるが、すぐに届けるよう手配。一方、伊集院は買い物に出かけてしまったと聞いた門脇をショッピングモールで探す。そこに、木原毅彦(池田鉄洋)が駆けつけた。美羽が倒れた時、北洋にいた木原は狡猾な野口にすぐ帰るよう命令されていたが、その命令には従わず、伊集院とともに門脇を探す。
 朝田のペースは衰えない。しかし、小高七海(大塚寧々)と医局のモニターで見つめる松平幸太朗(佐藤二朗)は、血液なしでは最後までもたないと冷ややか。小高が医局を出ると、片岡が話しかけてきた。血液は届かないと首をふる片岡は、それでも朝田はすでに最悪の事態を想定していると告げる。
 当初の終了予定時刻が迫る。まだ、手術は肝心の部分を残したまま。あきらめようとする外山。すると朝田は、野村に人工心肺を回すよう指示。美羽の血液に他の液剤を入れて薄め、循環血液量を確保しようと言うのだ。この処置をするために、高度な管理を求められる野村は、さらに怖じ気づいて首を振る。朝田は、チームで全てをサポートすると野村を説得。ようやく野村が意志を固めた時、手術室の扉が開いた。入ってきたのは、小高で…。

キャスト

朝田龍太郎 … 坂口憲二
片岡一美 … 内田有紀
伊集院 登 … 小池徹平
小高七海 … 大塚寧々
荒瀬門次 … 阿部サダヲ
里原ミキ … 水川あさみ
木原毅彦 … 池田鉄洋
松平幸太朗 … 佐藤二朗
善田秀樹 … 志賀廣太郎
恩田哲三 … 竜 雷太
緒方美羽 … 黒川智花
藤吉圭介 … 佐々木蔵之介
鬼頭笙子 … 夏木マリ
野口賢雄 … 岸部一徳

ほか

スタッフ

■原作
 乃木坂太郎
 「医龍~Team Medical Dragon~」
 (小学館刊 ビッグコミックスペリオール)

■原案
 永井 明

■取材協力
 吉沼美恵

■脚本
 林 宏司

■プロデューサー
 長部聡介
 三竿玲子

■演出
 葉山浩樹

■音楽
 澤野弘之
 河野 伸

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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