第8回 2010年11月30日(火)放送 あらすじ

愛の告白、私は殺人者

 腹を刺された三輪(モロ師岡)が息を引き取り、溝口(金井勇太)が現場から逃走。宇喜田(吉田鋼太郎)も姿をくらました。だが、警察上層部は芽衣子(菅野美穂)が捜査一課に送った写真から溝口と宇喜田のつながりを知り、このことを重くみて事実を隠蔽。三輪が失踪していたことすら隠し、暴力団の抗争に巻き込まれて殺害されたと発表する。納得いかない万里(吉瀬美智子)は捜査を単独で続行。事件を警察に通報したのが芽衣子だったと知る。その頃、真島(玉木宏)は溝口の行方を追っていた。溝口と関わりのある覚せい剤の売人を捕らえ、潜伏先を吐かせようと締め上げる真島。答えない売人を何かに憑かれたように容赦なく殴り続けるその顔は、不気味なまでに無表情だった。

 まもなく、繁華街をさまよう真島を見つけた鶴見(水上剣星)は、真島の拳が血で汚れているのに驚き、自分のバーに連れて行って気を鎮めさせようとする。だが、真島は断っていた酒を飲もうとし、荒れた様子を見せる。溝口への激しい怒りが抑えきれなくなっているのを察した鶴見は、「俺だって憎くて苦しくて仕方ないのに、真島さんがそんなんじゃ、俺どうしたらいいんですか!」と苦しい胸の内をぶちまける。

 一方、万里はペットショップに押しかけて芽衣子を詰問。万里は、芽衣子が溝口に襲われながらケガひとつなかったことから、ふたりがつながっているとにらんでいた。芽衣子が溝口を使って復讐に邪魔な万里や鶴見、真島を襲わせ、三輪を殺させたのではないかと疑っていたのだ。しかし、芽衣子はきっぱりと否定。三輪が殺された現場にいた理由も明かそうとしない。そんなとき、万里に鶴見から真島の様子がおかしいと電話が入った。万里は「あなたの本性、必ず暴いてみせる」と挑戦的に言い放って店を後にする。

 真島は鶴見の隙をついてバーから抜け出し、再び街をさまよっていた。そんな折、真島の携帯電話に溝口から電話が入る。怒りに震える真島をもてあそぶように、「真島さん、好きな女が殺されたら泣いちゃう?」と芽衣子への犯行をほのめかす溝口。真島は腰の拳銃に手をかけ、「ぶっ殺してやる」とつぶやいて走り出す。

 真島の向かった先はペットショップだった。帰宅途中の芽衣子を見つけた真島は「溝口がお前を狙ってる」と車の中に避難させると辺りを見回し、芽衣子をつけてきた溝口を発見、拳銃を取り出して追いかけていく。溝口が真島に襲いかかるが、これをかわし、真島は溝口に対して恨みをこめて銃口を向ける。そして、芽衣子の目の前で銃声が響きわたった。

キャスト

スタッフ

■原案
 相沢友子

■脚本
 大久保ともみ
 平野悠希

■プロデュース
 吉條英希(関西テレビ)
 稲田秀樹(共同テレビ)

■演出
 小林義則(共同テレビ)
 植田泰史(共同テレビ)

■音楽
 住友紀人

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