永遠の君へ
#45 魂の演奏…
手術の前夜、志津枝は恭司と、恭司が子どもだった頃の話をしみじみと語る。いつのまにか目尻に涙を浮かべている志津枝に、恭司は手術が終わったらピアノを聴かせてほしい、と頼む。恭司はまだ一度も母親の演奏を聴いたことがなかった。
いよいよ志津枝の手術の日がくる。何を思ったか、志津枝が、ほんの少し手術を待ってほしい、と真島に切り出す。忘れ物をしたと言い、春生にピアノのある部屋まで連れていってもらう。
ピアノの前に座った志津枝は、別人のように力強くコンチェルトを弾き始める。卓郎、春生、恭司はその素晴らしい演奏に圧倒される。
やがて、予定どおり手術が行われる。
いよいよ志津枝の手術の日がくる。何を思ったか、志津枝が、ほんの少し手術を待ってほしい、と真島に切り出す。忘れ物をしたと言い、春生にピアノのある部屋まで連れていってもらう。
ピアノの前に座った志津枝は、別人のように力強くコンチェルトを弾き始める。卓郎、春生、恭司はその素晴らしい演奏に圧倒される。
やがて、予定どおり手術が行われる。