永遠の君へ
#34 兄のまなざし
翌日、春生は慰問会のために聖陽総合病院へ出かけていく。
恭司もその日、退院する志津枝に会いにいく。志津枝は主治医の真島から、退院後も詳しい検査を受けるよう忠告される。
慰問会が終わり、真島と話していた春生は、二年ぶりに恭司と再会する。恭司は真島に、「春生の兄です」と自己紹介する。
春生は恭司との再会を冷静に受け止める。自分を見つめる恭司の優しい目は、妹を慈しむ兄の目だった。このままの関係でいいと思った春生は、恭司に何も言えなかった。
春生は音楽療法士として早く自立したいと思い、真島との勉強会に意欲的に取り組む。
恭司もその日、退院する志津枝に会いにいく。志津枝は主治医の真島から、退院後も詳しい検査を受けるよう忠告される。
慰問会が終わり、真島と話していた春生は、二年ぶりに恭司と再会する。恭司は真島に、「春生の兄です」と自己紹介する。
春生は恭司との再会を冷静に受け止める。自分を見つめる恭司の優しい目は、妹を慈しむ兄の目だった。このままの関係でいいと思った春生は、恭司に何も言えなかった。
春生は音楽療法士として早く自立したいと思い、真島との勉強会に意欲的に取り組む。