春生は音楽慰問先の病院で、過労のため緊急入院した志津枝を見かける。
　翌日、春生は志津枝の見舞いにいく。元気になった春生を見て、涙ぐむ志津枝。恭司も元気にしているといい、心配をかけたくないから入院のことは知らせていないという。
　志津枝と別れた春生は、真島から音楽療法の話を聞く。昨日真島から交際を求められた春生だが、今は恋愛する気持ちになれない、と答える。その頃、卓郎も志津枝の病室を訪ねていた。音楽出版の会社を始めたという卓郎。志津枝は実は恭司と音信不通だと打ち明ける。
　その夜、春生は両親に、音楽療法士になりたい、ときりだす。