春生が恭司と結婚するつもりで招待状を書き出す。娘の異変に気づいた卓郎は、春生を精神科の人見医師に見せる。
　診断によると、春生は精神的なダメージにより自己防衛本能が働き、記憶を自分の都合の良い方へ書き換えているという。
　翌日、恭司は大牟田に退職を願い出る。それを知ったホステスたちが、恭司のいない店では働きたくないと騒ぎ出す。そこへ、春生がやってくる。もう一度店で働いてみたいと言い、皆の前で恭司との婚約を発表する。
　春生の様子がおかしいのに気づいた恭司は、春生を家まで送っていく。卓郎は恭司に春生の病気のことを打ち明ける。