冴子が、春生は卓郎の子ではない、と告白。結婚前に交際していた男性の子どもだと。あまりの衝撃に、卓郎は言葉を失う。
　恭司のマンションを出た春生が行方不明になる。恭司は音楽室で憑かれたように鍵盤を叩く春生を見つけるが、春生は恭司の顔を見た途端、恐怖の悲鳴をあげて意識を失う。
　精神的ショックから、春生は入院する。一旦は落ち着きを取り戻すが、恭司の顔を見ると、再び取り乱し、会うのを拒絶する。冴子に頼まれ、恭司はしばらく春生に会わないようにする。
　卓郎は恭司に、春生が妹でないことを打ち明けようとするが、冴子に止められる。冴子は卓郎に離婚届をさしだす。