永遠の君へ
#15 月光の音楽室
失恋した百合子が手首を切って自殺を図る。幸い命に別状はなかったが、春生はショックを受ける。
恭司と百合子の仲がもとに戻らないのを察した志津枝は、恭司たちに真実を告げたほうがいいのではないか、と卓郎に相談する。卓郎は、絶対にだめだと首をふる。まもなく、百合子の退院の日がくる。春生は百合子に呼び出されるが、恭司への純粋な想いをきっぱりと伝える。百合子は敗北を噛みしめて去っていく。その夜、春生と恭司は初めて素直な気持ちで話し合う。春生は恭司のために音楽室でピアノを演奏する。どんな困難があろうと恭司と生きていこう—春生は心に決めていた。
恭司と百合子の仲がもとに戻らないのを察した志津枝は、恭司たちに真実を告げたほうがいいのではないか、と卓郎に相談する。卓郎は、絶対にだめだと首をふる。まもなく、百合子の退院の日がくる。春生は百合子に呼び出されるが、恭司への純粋な想いをきっぱりと伝える。百合子は敗北を噛みしめて去っていく。その夜、春生と恭司は初めて素直な気持ちで話し合う。春生は恭司のために音楽室でピアノを演奏する。どんな困難があろうと恭司と生きていこう—春生は心に決めていた。