第7回 2008年2月28日(木)放送 あらすじ

謎の少女の正体!?衝撃の事実が明らかに

 小川孝信(玉木宏)は、突然、学校を辞めさせてほしいと切り出した堀田イト(多部未華子)の言葉に動揺する。大和杯に勝ったら、どんな願いも聞いてくれる約束だったと言う堀田に、それだけはできないと必死になる小川。すると、堀田は冗談だとサラリと言うと、もう元気になったと表情を和らげ帰っていく。
 小川は、そのことを藤原道子(綾瀬はるか)にも報告。堀田を心配していた藤原は安堵する。
 ところが、翌日も堀田は学校を欠席。小川が自宅に連絡を入れると、昨夜は自宅に戻っていないことが発覚する。昨夜、自宅に電話してきた堀田は、今夜は友人宅に泊まり翌日そのまま学校へ行くと言っていたという。
 そんなところへ、京都女学館の長岡美栄(柴本幸)がやってくる。福原重久(佐々木蔵之介)が声をかけると、長岡は教頭の小治田史明(児玉清)に用があると答える。教頭室でなにやら話しているふたりを見て、小川も藤原も落ち着かない。すると、小治田が出てきて小川に声をかける。なんと、昨夜、堀田が長岡の実家を訪ねてきたと言うのだ。堀田は何か思いつめた様子だったが、何も語らずに出ていってしまったと小川に告げる。
 小川は、学校を辞めたいと堀田から相談を受けていたのに、まともな受け答えができなかった自分のせいだと落ち込むが、とにかく、探すことが先決だと、堀田が行きそうな場所を探し始める。
 ほどなくして、藤原から連絡を受けた小川が学校へ戻ると、そこには堀田がいた。藤原の行きつけのサウナで藤原に発見された堀田は、家にも帰りたくない、ただ、ひとりになりたいと言う。結局、藤原が自分の部屋に堀田を泊めることに。下宿に来た堀田は何も語らないが、落ち着いた様子だったため、小川は少しホッとする。
 翌朝、鹿に会った小川は、鹿から鼠が儀式の邪魔をする理由を聞く。鹿によれば、鼠はひどい被害妄想に取りつかれていて、鹿と狐が結託して自分を仲間はずれにしていると思い込んでいる。しかも、鼠は1度、ヒステリーを起こしたら前後の見境なく無茶をするというのだ。その話を聞いた小川が、鹿と狐と鼠のケンカのせいで日本は滅亡の危機にあるのかと聞くと、1800年も妙な儀式を続けてきた自分たちは感謝されこそすれ、文句を言われる筋合いはないと憤慨する。そこで小川が、それでは何のためにこんな儀式を続けているのかと、核心を突く。すると、鹿は「頼まれたんだよ」と言う。
 下宿に戻った小川は、鹿から聞いた話を藤原に報告する。そして、その会話を堀田がじっと聞き入り——。

キャスト

小川孝信 … 玉木 宏

藤原道子 … 綾瀬はるか

堀田イト … 多部未華子

長岡美栄 … 柴本 幸


溝口昭夫 … 篠井英介
前村さおり … キムラ緑子
名取良一 … 酒井敏也
福原房江 … 鷲尾真知子
大津 守 … 田山涼成

原 和歌子 … 川辺菜月
佐倉雅代 … 藤井美菜
吉野 綾 … 東 亜優
西尾京子 … 江頭由衣

鹿 … 山寺宏一

福原重久 … 佐々木蔵之介

小治田史明 … 児玉 清

スタッフ

■原作
 万城目 学「鹿男あをによし」(幻冬舎刊)

■脚本
 相沢友子

■演出
 河野圭太

■音楽
 佐橋俊彦

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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