第7回 2006年2月21日(火)放送 あらすじ

強がりナースの夢

 残業をしていた小峰(杉田かおる)が、ナースセンターで突然倒れた。あおい(石原さとみ)は、小峰の顔色が悪いことを心配し、医師を呼ぼうとした。しかし小峰は、看護師なのだから自分の体のことはわかっている、とそれを拒否する。
 小峰は、体調が悪いことを周囲に悟られないようにしながら、いつものように仕事を続けていた。そんなある日、あおいは、内科師長の緑川(高橋ひとみ)から、小峰が辞表を提出したことを知らされる。小峰の出した辞表は、代わりの看護師が見つかるまで総師長の泉田(片平なぎさ)が預かることになっているのだという。突然の話に驚いたあおいは、直接小峰に事情を尋ねた。すると小峰は、この春から小学校に入学するひとり息子・タク(小川光樹)のために以前から仕事を探しており、歯科医院の受付の仕事を紹介された、と告白する。他人のために頑張るのは疲れた、という小峰に、あおいは戸惑いを隠せなかった。
 別の日、あおいを自分のバンドのライブに誘っていた北沢(小山慶一郎)は、ライブハウスの前で彼女が来るのを待っていた。そのとき北沢は、小峰がライブハウスの近くにある産婦人科に入っていくのを偶然目撃してしまう。北沢からその話を聞かされた江藤(八嶋智人)や片桐(鈴木浩介)は、小峰は妊娠しているのではないか、などと無責任に面白がっていたが、あおいは心配で仕方なかった。
 あくる日、出勤したあおいは、小峰が薬を飲んでいるところを偶然目にする。あおいは、高樹(柳葉敏郎)のもとを訪ね、小峰のことを報告した。あおいは、小峰が急に辞表を出したのはどこか体が悪いからではないか、と高樹に話す。
 同じころ、ナースセンターでは、小峰がキリコ(加藤貴子)や桃子(高樹マリア)と口論になっていた。桃子のいい加減なケアぶりを、小峰が厳しく注意したのがきっかけだった。その際、キリコは、小峰の後輩で、患者の腕の神経に注射針を刺したミスで病院を辞めた看護師の話を持ち出す。キリコたちは、小峰がその後輩看護師に責任を押し付けて辞めさせたと思い込んでいたのだ。小峰は、そんなキリコに掴みかかった。が、その瞬間、下腹部の激しい痛みに襲われた小峰は、そのまま倒れこんでしまう。
 処置室に運び込まれた小峰の検査を担当した田所(西村雅彦)は、婦人科の医師・不動(田中要次)を呼ぶようあおいに指示した。やってきた不動は、小峰の病気は多発性子宮筋腫で、貧血状態の改善後に手術の必要がある、と診断する。それを受けて泉田は、小峰を内科病棟に入院させ、貧血状態の改善を図りながら治療方針を決めるとし、田所を担当医にするとともに、あおいに看護を命じたが…。

キャスト

美空あおい(看護師・23歳) … 石原さとみ
高樹源太(内科医・42歳) … 柳葉敏郎
小峰響子(主任看護師・38歳) … 杉田かおる
江藤 誠(研修医・35歳) … 八嶋智人
北沢タケシ(看護助手・23歳) … 小山慶一郎(NEWS)
田所義男(内科主任・43歳) … 西村雅彦
泉田てる(総師長・47歳) … 片平なぎさ

ほか

スタッフ

■原作
 こしのりょう「Ns’あおい」(講談社『モーニング』連載中)

■脚本
 吉田智子

■企画
 金井卓也(フジテレビ)

■プロデューサー
 小椋久雄
 永井麗子(共同テレビ)

■演出
 土方政人
 都築淳一
 石川淳一

■音楽
 福島祐子
 澤野弘之

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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