第2回 2011年4月21日(木)放送 あらすじ

絶対死なせない!

 大澤絵里子(天海祐希)は、野立信次郎(竹野内豊)に、連続殺人の犯人は沼田良美(釈由美子)だと告げた。良美は、絵里子の熱狂的なストーカーで、絵里子になり切り、絵里子が憎んでいると思う人物を殺したというのだ。そして、今、ターゲットは、野立や「特別対策室」のメンバーに変わりつつあると説明した。
 絵里子の指示を受け、良美の部屋に来た山村啓輔(温水洋一)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)は、部屋中に貼られた絵里子の写真や関連の記事を見つける。そんな折、絵里子は、片桐琢磨(玉山鉄二)から、良美が木元真実(戸田恵梨香)と一緒に事件の被害者宅に向かっていると聞き、真実に危険が及ぶと直感。案の定、絵里子にメールが届き、添付された画像には、倉庫に仰向けに寝かされた真実がいた。そして、画面の横には、真実のものと思われる心電図と心拍数の数値が示されていた。そこへ、良美から電話がかかってきた。真実の安否を尋ねる絵里子に、良美は出血量を計算して撃ったから、簡単には死なせないと答える。真実は、2年前、絵里子が処分を受けた元凶だから、たっぷり苦しめなきゃ、と言う良美。絵里子は、否定しようとしたが、電話は切れてしまう。
 絵里子は、黒原理香(成海璃子)を呼び出すと、コンピューターの前に座らせ、良美のメールから居場所を割り出せ、と命じる。一方、対策室には、花形一平(溝端淳平)らがいたが、有力な手掛かりが探せないでいた。そんなとき、良美のコートを調べていた田所幸子(長谷川京子)が、ポケットのなかにわずかな砂とタールが付着した木片を見つける。そこから、ある海岸近くの改修工事中の倉庫が浮上し、山村と岩井が急行する。そこへ、良美から電話が入った。絵里子は逆探知を指示し、車で移動中らしい良美の場所を突き止めた。それを確認すると、片桐と花形が現場へと向かった。
 良美と会話を続ける絵里子が犯行動機を尋ねると、良美は、絵里子が邪魔に思うものはすべて処分するから、絵里子に本当の自分を取り戻してほしいのだ、と答える。良美のプロフィールを調べ上げてある絵里子は、それらを称賛しながら話を続けていた。そのうち、山村と岩井が倉庫に到着。片桐と花形も、良美のものと思われる車を発見した。「対策室」で状況を追っていた野立は、4人に突入を指示。と、その瞬間、絵里子はそれが罠だとひらめいた。事実、それぞれの現場で時限爆弾が爆発。4人は無事だったが、良美も真実も発見できなかった。
 その状況報告を受け、怒りで身を震わせながらも絵里子は、冷静さを保ちながら、良美に面会を申し出た…。

キャスト

スタッフ

■脚本
 林 宏司

■企画
 村瀬 健

■プロデュース
 保原賢一郎
 三竿玲子

■演出
 光野道夫

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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