第49回 2014年1月17日(金)放送 あらすじ

不等辺三角形

名古屋にある富豪の別荘・陽奇荘。中沢と名乗る執事風の男が、屋敷内にある一棹の和箪笥を修理したいと、箪笥職人・井上孝夫(江藤潤)とその娘・邦香(平田薫)を仙台から呼び寄せていた。わざわざ遠く離れた仙台から名古屋まで呼びつけられたことを疑問に思う邦香は中沢に箪笥の持ち主や屋敷のことなど尋ねるが、中沢は何も語らない。屋敷から運び出した箪笥を載せた車を見送る中沢。その近くで一部始終をのぞいている怪しい男がいた…。
翌朝、名古屋の松重閘門で初老の男の水死体が見つかる。現場に到着した愛知県警中川警察署の警部・野崎(峰竜太)は、被害者の身元が陽奇荘の管理人を務めている柏倉哲(岡本富士太)と知る。
一方、ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は、正塚百貨店十六代当主・正岡佑直(佐戸井けん太)と会う約束をしていた。正岡邸を訪れた浅見は、先日死体で見つかった柏倉が、老舗・正塚百貨店を経営する名家・正岡家に仕える執事だったと知らされる。佑直は、創業百周年を迎える正塚百貨店の評判を落さないためにも、柏倉を殺した犯人と正岡家が管理する陽奇荘から消えた和箪笥の行方を見つけてほしいと浅見に依頼する。
浅見は、事件調査のサポートとして佑直の秘書・河村忠治(金田賢一)を紹介される。早速、河村の案内で陽奇荘に出かけようとする浅見に、佑直の娘・美誉(野村佑香)が「私も行く」と言い出して…。

キャスト

スタッフ

【原作】
内田康夫「不等辺三角形」(講談社文庫刊)

【脚本】
峯尾基三

【監督・演出】
柿沼竹生

【音楽】
渡辺俊幸

【制作】
フジテレビ
彩の会

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