浅見光彦シリーズ

2012年7月20日(金)放送 あらすじ

志摩半島殺人事件

ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は「旅と歴史」の取材で三重県南部の志摩を訪れている。地元の阿児町役場に取材の協力を申し込むと、水産課の本橋係長(風間トオル)が快く引き受けてくれた。本橋によると、最盛期には1000人を超える海女がいたが、今はめっきり減り、平均年齢も50歳を超えている。だが、10年ぶりに若い海女が誕生し、本橋は喜んでいた。浅見は岩崎夏海(渋谷飛鳥)という若い海女を紹介してもらう。夏海の母も海女で、彼女が高校一年の時にアワビ採りをしている時に海で溺れて死んだという。夏海は浅見に友達の嘉代(黒川智花)を紹介する。浅見が海女漁の小舟、アマ舟にのせてもらい取材をしていると、真珠の養殖筏に何か漂流物が引っかかっているのを発見する。男性の水死体だった。
浅見が通報した鳥羽署の竹林刑事(志村東吾)によると、小説家の袴田啓二郎(土平ドンペイ)だった。元ヤクザでヒット作を連発しており、マスコミで取り上げられることも多い。遺体の背中には刺創痕があり、犯人に背後から一突きされ、海に投げ捨てられたようだ。財布など金目のものはとられていない。袴田は志摩のホテルに宿泊しており、秘書の海藤(村上新悟)によると、講演会と新刊のサイン会があり、7時ごろ、ホテルを出たという。1本の電話の後、外出したそうだが、妻の直美(有沢比呂子)は「あいつよ! 袴田は狙われていたのよ!」と取り乱している。袴田を殺したのは久能組の川上に違いないと直美はぶちまける。袴田はホテルを1人で出て、殺されたが、浅見は竹林刑事に「殺されるかもしれないのに夜の街に1人で出かけるのは軽率で無防備じゃありませんか」と疑問を呈する。秘書の海藤はホテルを出る前に袴田が携帯で「しばらくだな…会いたいね…俺も変わったしな…」と懐かしそうに笑顔で話している会話の断片を耳にしたという。
「旅と歴史」の取材を終えた浅見は本橋の妻の丹那子(田中美奈子)からアワビやサザエなどをもらい、帰路につく。だが、帰京した浅見に海女の夏海から「こんなことなら、取材に応じるのではなかった」という抗議の手紙が来る。浅見は夏海や嘉代に抗議の内容について直接、確認するため再び志摩を訪れるが、新たな殺人事件が発生し…。

スタッフ

【企画】
成河広明
加藤達也

【プロデューサー】
小林俊一(彩の会)
大下晴義(彩の会)
金丸哲也(東映)

【原作】
内田康夫(中央文庫 刊)

【脚本】
峯尾基三

【演出】
小林俊一

【音楽】
渡辺俊幸

【制作】
フジテレビ
彩の会