浅見光彦シリーズ
喪われた道
ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は“甲州裏街道”の埋蔵金伝説を探るために東京都の青梅に向かうが、梅ヶ谷峠で虚無僧姿の死体の実況検分に遭遇する。死体の右手にはシャクナゲの花が握られていた。被害者の羽田(柴田林太郎)は虚無僧研究会に入っていたが、よく演奏していた「滝落之曲」をある時から急に吹かなくなったという。浅見は「滝落之曲」が連想して作られた伊豆・修善寺近くの旭滝に羽田の孫の記子(宮地真緒)と共に向かう。