第30回 2008年1月25日(金)放送 あらすじ

天河伝説殺人事件

 浅見伝説三部作の完結編は、累計で1億冊を突破した内田康夫ミステリーの最高峰である『天河伝説殺人事件』。千年の能楽の儚き歴史と能の名家を巡る人々の愛憎劇に浅見光彦が挑む。

 能の名家である水上流の宗家・水上和憲(神山繁)には和鷹(東根作寿英)、秀美(田中美里)という孫がいた。6年前に急逝した跡取りの和春の後継ぎに宗家がどちらかを考えていると目されていた。和鷹と秀美は異母兄妹であり、和鷹の母親は宗家以外は誰も知らない。浅見光彦(中村俊介)は亡き父・秀一が和憲を支援した関係で、和春の七回忌の追善能に母親の雪江(野際陽子)と共に参加する。雪江と水上流の長老・高崎(唐十郎)はひそかに光彦と秀美のお見合いをもくろんでいた。しかし、舞台で水上流に伝わる伝説の能面「雨降らしの面」を被って「道成寺」を舞っているさなか、和鷹が急死する。その直後、宗家・和憲も突然行方不明に。
 一方、新宿高層ビル街である男が不審死する。その男の手から転がり落ちたのは天河神社のお守りである五十鈴だった。その五十鈴の持ち主が宗家・和憲であることが判明し、浅見は2つの事件の接点を解明するため天河神社に向かう。浅見を待ち受ける意外な真相と水上流の後継者の行方、そして浅見と秀美の関係は…。

キャスト

中村俊介
田中美里
伊東四朗
小倉久寛
榎木孝明
唐 十郎
野際陽子

ほか

スタッフ

■原作
 内田康夫

■企画
 金井卓也(フジテレビ)

■プロデューサー
 金丸哲也(東映)
 小林俊一(彩の会)

■脚本
 峯尾基三

■演出
 金 佑彦

■音楽
 渡辺俊幸

■制作
 フジテレビ
 東映

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