第6回 2009年11月19日(木)放送 あらすじ

決戦

 壹岐正(唐沢寿明)、兵頭信一良(竹野内豊)ら近畿商事業務本部の面々は、中東情勢の変化を察知し、第三次中東戦争の勃発を予測する。この戦争はイスラエルが1週間から10日以内に勝利し、スエズ運河が長期に渡って封鎖されると分析した業務本部は、船舶部にタンカーを確保するよう指示する。その一方で、壹岐たちは、紅子(天海祐希)の夫で、インドネシア華僑の実力者でもある黄乾臣(石橋蓮司)から、1万トン級の戦標船5隻を至急手配してほしいと依頼される。壹岐は、近畿商事が東南アジア貿易を展開していく上で、重要な拠点となるインドネシアを押さえるためには黄の力が必要だと船舶部部長の峯(大高洋夫)に訴え、戦標船の手配を急がせようとした。しかし、業務本部のやり方に反発する峯は、戦標船の手配を拒む。するとそこに、戦標船の件は目途が立ったという黄からの電話が入る。情報を聞きつけた東京商事の鮫島辰三(遠藤憲一)が、黄の出した条件に合う戦標船を手配していたのだ。それを知った壹岐は、副社長の里井達也(岸部一徳)に直訴し、1隻40万ドルを切る戦標船を手配できれば決裁するという約束を取り付ける。兵頭が黄の説得に向かっている間、壹岐は、日東交易の社長・安蒜公一(団時朗)を訪ね、戦標船の手配を依頼する。そんな中、ついに第三次中東戦争が勃発し…。

キャスト

唐沢寿明

(以下、五十音順)

阿部サダヲ
天海祐希
石橋蓮司
遠藤憲一
岸部一徳
梶原 善
小雪
佐々木蔵之介
竹野内 豊
多部未華子
原田芳雄
和久井映見
ほか

スタッフ

■原作
 山崎豊子 『不毛地帯』(新潮社刊)

■脚本
 橋部敦子

■演出
 水田成英

■プロデュース
 長部聡介
 清水一幸

■メインテーマ
 坂本龍一

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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