2026年4月13日更新


2026年2月12日・13日。
私が訪れたのは、北海道滝川市にある医療ケア付きキャンプ場「そらぷちキッズキャンプ」です。日本で初めての「病気とたたかう子どもたちのための自然体験施設」で、全国の病気とたたかう子どもたちをキャンプに無料で招待し、キャンプ中は医師や看護師などが配置され、子どもの病状に合わせた医療支援体制を整えています。
旭川空港から車でおよそ1時間。真っ白な雪景色の中を進むと、視界いっぱいに広がる森と雪原が現れました。

その広さは、およそ14ヘクタール。日本の典型的な小学校の敷地およそ8~10校分になります。
一面を覆うふかふかの雪と、どこまでも続く木々の景色は、まるで絵本の世界に迷い込んだかのようでした。
今回私は、全国の病院・施設にいる子どもたちとオンラインでつながり、北海道の自然を体験してもらうために、この雪の森を訪れました。

東京、千葉、栃木、茨城、神奈川、静岡、広島、福岡、沖縄など、全国18の病院・施設からおよそ100人の子どもたちが参加してくれました。

どこまでも白く輝く雪原と、澄みきった冬の空気。その景色をそのまま届けるように、配信がスタートしました。
雪が吹雪く中、まわりの景色をリポートしながら、今回の最大の見せ場となるこのキャンプ場の象徴ともいえる「ツリーハウス」が見えてきました。
雪をまとった木々の間に架かる「ツリーハウス」へとつながるつり橋を、一歩一歩進みます。

ツリーハウスの入り口の木の扉を開けた瞬間、ふわりと薪ストーブのぬくもりが広がります。中はらせん階段が天井へと続き、壁にはやさしい色合いのステンドグラス。外の雪景色と相まって、まるで物語の中の秘密基地のような空間でした。

さらに奥のドアを開けると、そこにはバルコニー。
眼下には一面の雪原と森が広がり、遠くまで続く白銀の世界を一望できます。
さらに、私が担当している番組『めざましテレビ』の「めざましじゃんけん」や北海道の森に暮らす動物たちの「足跡クイズ」で子どもたちと交流。

雪の上に残された足跡のパネルを映しながらのクイズ大会では、「これはキツネかな?」「大きいからシカかも!」などの子どもたちの元気な声が一番多く聞こえた場面でした。 自然を通じて生まれる会話と笑顔に、こちらまで心が温かくなりました。

イベント最後は、「そらぷちキッズキャンプ」に降ったばかりの新雪を箱詰めし、冷凍空輸で各病院・施設へ届ける「スノーギフト」を実施しました。
「3・2・1・オープン!」の私のかけ声とともに、各施設で「スノーギフト」を開けてもらいました。
届いた雪に手を伸ばした瞬間、「冷たい!」「ふわふわだ!」と歓声があがり、雪だるまを作ったり、手のひらで感触を確かめたりと、子どもたちは北海道の冬を楽しんでいました。
画面越しでも伝わる驚きと笑顔。自然がくれた小さな贈り物が、大きな感動に変わる瞬間でした。
冬の北海道の「そらぷちキッズキャンプ」は、どんな環境でも自然の楽しさ・面白さは伝えることができる、そのことを再確認させてくれるような場所でした。
降り続ける雪と冷たい風、それらを受け止める木々。私がその場で感じた一瞬一瞬を中継という形で子どもたちにエンターテインメントとして届ける、本当に難しい仕事ではあると同時にやりがいを感じました。私が伝えたそれらが目の前にスノーギフトがあるからこそ、説得力と納得感が生まれてくれたのではないかと思います。少しでも雪について興味を持っていただけたなら幸いです。
オンラインという形でも、自然の空気や感動はしっかり届く。
来年も是非続けていきたいと心から思える仕事でした、ありがとうございました。
