2024年11月29日更新
横浜市とフジテレビが連携し横浜市内の小学校を対象にスタートした、命を守る防災プロジェクト。今回は、横浜市立西寺尾第二小学校で、岸本理沙アナウンサーが、“地震の危険を知り、命を守る”ための授業を行いました。
この日の授業は、小学校1、2年生と、5、6年生の合わせて約440人が対象です。保護者も参加し、児童とともに防災について一緒に考えていただきました。
まず、高学年向けは、フジテレビが長年、被災地の取材を通じて蓄積していた映像を見ながらの授業です。
映像では、東日本大震災や能登半島地震で揺れた際、家の中でどんなことが起きていたのか大型商業施設や、町の中で何が崩れ、倒れ、人々はどんな行動をとったのか見てもらい、そこから気付いた危険、また自分たちの避難行動に生かせることなどを考えました。
低学年に向けては、クイズ形式で楽しみながら学べる授業。イラストや、通っている学校、通学路などの実際の写真も使って、地震の際の危険をみんなで考えます。
身近な例を通して、児童たち自らが地震の際の身の回りの危険について考え、行動する力を育むための取り組みです。日常の生活の中で、普段から、危険に気付くその視点を持ってもらいたいと考えています。
また、ガチャピンの人形を使った、簡易担架づくりも体験してもらい、体も動かしながらの授業に子どもたちも積極的に取り組んでくれました。
そして、どの児童にも覚えてもらいたいのが、命を守るポーズ。
揺れたらすぐに頭を守り、身を小さくする、“ダンゴムシのポーズ”です。アナウンサーの声掛けに合わせて何度も練習しました。
この日の授業の様子は、11月9日(月)「めざまし8」でも放送しました。
授業を受けたこどもたちには、これから“防災リーダー”として自分や大切な人の命を守る力をつけてもらいたいと願っています。今後も、これまでの震災での教訓、防災の取り組みの大切さを伝え、一人でも多くの命を救うことに繋がるよう取り組みを続けていきます。