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2022年5月23日更新

防災出前授業

防災出前授業を実施

2021年3月、東日本大震災から10年を機にNHKと民放の6局が集まり、防災について考える共同プロジェクト「キオク、ともに未来へ。」を立ち上げました。

2年目となる今回も番組を放送すると共に次世代に伝えていく取り組みとして、「NHK・TBS・フジテレビ」がともに3月14日に広尾学園中学・高等学校で防災出前授業を行いました。 これは東日本大震災の映像検証を続けてきたフジテレビの番組「わ・す・れ・な・い」で 導き出した「命を守るための行動」の教訓を “未来につながる防災”を目指し、広尾学園の中学生・高校生たちに伝え、一緒に考える防災出前授業です。

フジテレビからは佐々木恭子アナが「体験者とともに考える命の守り方~“避難弱者”を救うには~」の授業を担当しました。

「体験者とともに考える避難のあり方」。
被災された安田さん(宮城県石巻市)にインタビューしながら、3・11からの数日、その時何を考えどう動いたか、追体験する時間になりました。

安田さんご自身は、高齢の義母の介護があるため、すぐに避難できない事情を抱えていました。防災は「知る」ところから始まる。でも、避難が必要だと知っていても、すぐにできない方もいる。そこに想いを馳せながら、自分ならどういう声がけができるか、日頃からどういう人とのつながりがあればいいか、考え直す時間になったように思います。

その後、防災をどう「自分ごと」にするかを実践するため、「学園の避難訓練」を生徒自身に考案してもらいました。その視野の広さと行動力の凄まじいこと!!!
どこに出入り口があるのかの確認に始まり、建物の構造と災害の種類によって避難の仕方が変わることに気づく班があったり、ひとつの出入り口から一度に何人逃げられるか数式で計算し始める班があったり…。

若い未来の担い手が「自分ごと」として目の色を変えて取り組んでくれる姿に胸打たれました。授業に参加してくれ、防災が「自分ごと」になった数十人が、これから学園全体に周知して「みんなごと」にしていくために、どんな取り組みが生まれていくのでしょう。

自分たち自身で考えた避難訓練が実現できる日まで、共に進みたいと願っています。

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