笑顔ひろがる社会のために

2021年4月27日更新

あなせん

3月22日 埼玉県新座市立東北小学校で出前授業『あなせん』を実施

6年生3クラス 「インタビュー講座」 
先生:梅津弥英子アナ/椿原慶子アナ

この1年、全ての小学校が新型コロナウイルスの影響を受け、様々な行事を中止せざるを得なくなりました。その行事すべてが、6年生にとっては最後のものばかり。今回伺った東北小学校の校長先生からもお話を伺いましたが、苦渋の決断の連続だったのだなと改めて感じました。

高学年の『あなせん』は久しぶり。どんなことに興味を持ってもらえるか?卒業前、最後の行事だということについてのプレッシャーもありドキドキしながら授業を始めました。
まずびっくりしたのが、私たちの自己紹介の中で、椿原さんが北朝鮮に取材に行ったことがあると話した時に大きな反応が返ってきたこと。さすが6年生!ニュースをよく知っているのですね。 感染拡大防止のため大きな声は出せませんが、発声の基本を一緒にやると、徐々に笑顔や反応が増えてきました。

インタビューのコツを解説した後、後半は実践。皆さんから私たちにインタビューをしてもらいました。
(Aさん)『好きな食べ物はなんですか?』
(私)『お寿司です。…では、この答えを膨らませる質問ができる人?!』
たくさん手があがります。

(Bさん)『回転寿司と回転しない寿司屋はどちらが好きですか?』
(私)『へっ??笑』
質問された人が思わず素の表情を見せてしまう質問、バッチリできていました。

今回の『あなせん』は直前まで対面にするかオンラインにするか、非常に悩ましい状況ではありました。しかし小学校最後の思い出に!と学校側が受け入れてくださったこと、本当にありがたく思いました。皆さんの明るさに、コロナに負けない気持ちを新たにしました。
帰り際、何度も何度も見送りに来て挨拶をしてくれた6年生の皆さん。中学生になっても、どうぞ自分らしい音色を奏でてくださいね。お元気で。ありがとうございました。

文:梅津弥英子(フジテレビ アナウンサー)

都心から電車に揺られること1時間ほど。
今回は新座市の東北小学校の小学6年生への出前授業に伺いました。
私にとっては初めての『あなせん』。このコロナ禍数々の行事が中止になってきた6年生にとって卒業式直前の最後の行事となるとのことで、責任も重大。上手く先生が務まるかな、子どもたちの反応はどうかなとドキドキでした。

いよいよ授業開始。
まずは梅津アナウンサーと自己紹介をしながら、アナウンサーのお仕事についてお話します。ニュースの原稿読み、司会進行、ナレーション、提供読みなど実は色々なお仕事があるアナウンサーのお仕事。その中の一つ、インタビューが今回の出前授業の題材です。

インタビューとはどういうもので、どんなことがポイントになるのかを梅津アナウンサーと説明。良いインタビュアーになるためには、まずは聞きやすい声で質問することが大切ということで、発声練習もしました。早口の発声練習にも果敢に挑戦し、みんなの前で発表してくれる子もいました。

さて、いよいよインタビューについて。
インタビューする相手の話をよく聞き、気になったことは質問を重ねましょうとポイントを確認し、早速みんなにも実践してもらいました。
今回は、6年生を2グループに分け、梅津アナと私それぞれが質問になんでも答えます。
インタビュー開始と同時に挙がる沢山の手・手・手!!
『なぜアナウンサーになったのですか?』『アナウンサーになって辛かったことは?』
といったお仕事に関する質問や、『お休みの時は何をしていますか?』

『好きな野球の球団は?』など、プライベートに関する質問など様々な質問が飛んできました。 『年収はいくらですか?』などちょっとドキリとする質問もありましたが、みんなの熱気が伝わり、私も真摯に答えなくては!と嬉しくなりました。
小さなインタビュアーからの質問攻撃は、時間いっぱいまで続きました。

その後は、インタビューから得た情報を文章にまとめて発表。一人一人、インタビューで自分が1番気になった情報は異なっていて、同じ人物に対するインタビューでも見え方は十人十色。可愛いインタビュアーのお陰で、私自身もこれまで知らなかった梅津アナの一面を知ることができました。

今回のインタビューの授業を通して、自分の視点で、自分だけの宝物を見つける楽しみを感じてもらえたのなら幸いです。
4月からの新しい学校生活でも、ぜひその好奇心と素直さで沢山の宝物を見つけてくださいね。

文:椿原慶子(フジテレビ アナウンサー)

カテゴリー別記事一覧へ

活動カテゴリー

活動リポート一覧

笑顔ひろがる社会のために

地球環境のために

番組・コンテンツをつうじて

働きやすさ・マネジメント