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第10回 2006年6月19日(月)放送 あらすじ

暴走するオンナ

 このところ、椿木春香(天海祐希)の様子がおかしい。夕方のニュース番組のキャスターになることが決まった飛鳥望美(矢田亜希子)にも告げずに、何か大きな事件を調べている様子。
 それは『ザ・ニュース』スタッフたちも感じていた。結城雅人(谷原章介)がCNBテレビの社長に就任したことを話題にしながらも、最近、単独での取材を繰り返している春香が気になっている。
 そんな時、雅人の社長室を春香が訪ねた。プロポーズの返事ではないことに気づきながらも、軽い調子で応対する雅人を春香が遮る。そして、国会に提出されたエネルギー開発にかかわる法案を春香は話し出す。法案作成の際、幹事長がいくつかの企業に有利に働くよう圧力をかけていたことを指摘する春香。幹事長は、それらの企業からシンガポールのダミー会社を通して闇献金を受け取っていたのだ。つまり、贈収賄。春香は、闇献金を渡したのが、現CNBテレビ会長、つまり雅人の父親の英雄(伊武雅刀)だったと突きつける。実は、雅人も知っていた。事実を公表して謝罪するようにと勧める春香に、雅人は、会社のために忘れろと答える。まるで8年前のできごとを思い起こさせる雅人のそんな言葉に、反発する春香。しかし、雅人はとりあわず、春香を引き取らせるよう秘書に告げた。
 雅人は、英雄に春香の様子を報告。英雄は、事件を公にするようなら『ザ・ニュース』を打ち切り、春香をクビにしろと言い放った。
 その日の放送終了後、一人で取材に出ようとする春香を望美が引き止めた。いつになく、強い調子で何の取材をしているのかと問いかける。石場小吉(生瀬勝久)や蟹原健介(玉木宏)たちも、何事かと近寄ってきた。
 春香は望美や『ザ・ニュース』スタッフたちと『一石三鳥』に場を移す。そこで、春香は自分が調べていたこと、つまりCNB会長、結城英雄の贈賄疑惑を打ち明けた。すると、スタッフたちは態度を一変。まるで、何も聞かなかったかのように振舞い始めた。『ザ・ニュース』で報道すべきだと主張する春香は、角高孝男(矢島健一)に激しく反対される。野原芽衣(松下奈緒)や伊賀俊平(松田翔太)、紺野令子(須藤理彩)も、もちろん大反対。みんなの意見をまとめるように、石場が、事件を公にしたらスタッフ全員が職を追われると訴える。それでも、真実が大事なのか? と。
 マンションに戻ると、望美は少なからず春香が動揺しているのに気づく。春香は、8年前は、自分だけが処分されるだけだと思っていた、と語る。しかし、実際は、スタッフの大半が辞職させられたり、飛ばされたりしたのだった。柴田勝俊(児玉清)は、その時のプロデューサーだったこともあり、出世の道が閉ざされているということも…。そして、今度キャスターをやる時は、一人ではなくチームで作ろうと思っていたが、また壊してしまった、と心情を吐露する春香の姿を見た望美は、春香が調べた贈収賄事件の資料を手に取り、読み始めた。望美だけは、春香の味方になっていた。しかし…。
 翌朝、出社前、春香は望美に会社では自分に話しかけないようにと厳命する。その言葉どおり、報道センターでは春香に話しかけようとするものはいなくなった。雅人が現れ、今後のニュースラインナップを確認させるよう石場に命令する。そんな雅人に、春香は面と向かってスクープすると言い放つ。ならばと、辞職を突きつける雅人。春香が、進退窮まっていると柴田が割って入った。春香が味方を得たかとホッとしたのもつかの間、柴田は、会社の方針に従うようにと春香を促した。納得できない春香は、柴田を追う。これまで、ずっと自分を庇い続けてくれた柴田とは思えなかったからだ。しかし、柴田は現実を受け入れ、見逃すべきだと…。

キャスト

天海祐希
矢田亜希子
玉木 宏
谷原章介
松下奈緒
松田翔太
田丸麻紀
  ・
須藤理彩
矢島健一
  ・
生瀬勝久
児玉 清

ほか

スタッフ

■脚本
 坂元裕二

■演出
 平野 眞

■プロデュース
 現王園佳正

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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